2006-01-01から1年間の記事一覧

世耕弘成「プロフェッショナル広報戦略」

これも課題。大きさは単行本だけど、軽い新書くらいのボリュームで、お風呂の中でほとんど読んでしまいました。(のぼせた) 著者の世耕弘成(せこう ひろしげ)という人は自民党の参議院議員です。 こんな人。http://www.newseko.gr.jp/ 大学卒業後NTTに入…

A.ブランデンバーガー&B.ネイルバフ「ゲーム理論で勝つ経営 - 競争と協調のコーペティション戦略」

これも課題。一見とっつきやすそうな文庫本だけど、けっこう読みづらくて苦労しました。論理が通じない箇所がたくさんあるのは、おそらく翻訳上の問題かと思う。 CompetitionとCooperationからの造語「Co-petition」がこの本の原題。学習院大学教授 淺羽茂氏…

坂村健「グローバルスタンダードと国家戦略」

訳あって読むことになりました。去年出たときに立ち読みして買うのをやめた本ですが。 感想:この本のタイトルは中身と合ってないなぁ。「坂村健の標準化技術随想」ではないのか?皮肉じゃなくて、その方が軽く読めるし、坂村先生が考えたいろいろなことを、…

伊丹敬之「経営戦略の論理」

同じ著者による「ゼミナール経営学入門」を2/3くらい読んだところでこっちを読み始めて、「ゼミナール」の方は結局最後まで読まないままになってます。「ゼミナール」の方が、厚い本だけどずっと楽に読める。文章が平易だし、基礎に徹しているからでしょうか…

金出武雄「素人のように考え、玄人として実行する」

これも課題図書。カーネギーメロン大学の教授を長年務めた日本人である著者が、アメリカでの研究生活の中から体得した知恵をスパっと、痛快に、日本にいる日本人に対して伝授する本です。「知恵」ですから、特定の何かの研究や経験が元になっているけどその…

丸島儀一「キヤノン特許部隊」

うっすーい本(197ページ)なので、早起きしてあっという間に読了。 丸島氏は著者じゃなくて、インタビュアーによる聞き書き。テクノロジーや用語に関する注釈も説明も何もなくて、雑誌記事を読み流しているような印象。これを300ページくらいにしっかり膨ら…

ジョン・バッテル「ザ・サーチ - グーグルが世界を変えた」

さて。今日読み終わった本はジョン・バッテル著「ザ・サーチ - グーグルが世界を変えた」。 430ページくらいの本なので、1ページ1分だと7時間ちょっとで読み終わる計算。金曜夜に読み始めて、土曜に3時間くらい、日曜に4時間くらい、今日は2時間くらい読んだ…

Lawrence Lessig講演会

http://www.nii.ac.jp/intsympo/05/top.html これに行って来ました。 レッシグといえば、あれですよ、あれ。Creative Commonsでなんか新しい著作権表示を推奨してる人。 というより、あの、タイプ文字が暗闇から次々に浮かび上がるスライドを始めた人。(30…

梅田望夫「ウェブ進化論」

元ボスに薦められて読んでみた。 感想:この作者自身はウォッチャーとかユーザーという印象で、この本は論文でも報告書でも技術の本でもないけど、Googleのことやその他のインターネット上の新興勢力のことをとてもよく知っている。シリコンバレー在住のブロ…

ニール・ガーシェンフェルド「ものづくり革命」

図書館の新刊コーナーにあったので借りた。 MITにビット・アンド・アトムズセンターという研究所があるらしい。ビット=情報、アトム=もの。世の中は情報化が進んでいると言われてきたけど、もの、たとえば工業製品が存在しなければ情報化社会も実現しない…

MITスローンスクール「戦略論」

読書づいています。ビジネス書ばっか。 ハーバードのビジネススクール出身の人の書いたものはときどき読む機会があるけど、MITのビジネススクール=スローンスクールの人ってどういうものを書いてるんだろう。と思って、読んでみました。12個の論文集です。 …

Integrate to Innovate イノベーションを実現する統合モデル/Michael E. Raynor & Clayton M. Christensen

いろんなサイトを見て回ってたら、珍しい?ものを見つけたので、読んでみた。 http://www.abeam.com/jp/topics/research-02.html かのクリステンセン教授の2冊目の本は、このレイナー氏との共著でした(2003年出版)。同じ組み合わせで、2002年にこんなの(…

常盤文克「「知の経営」を深める」

日本人の書いたビジネス書って読んだことありません。どーも、プレジデントとかエコノミストとかに書いてる、なんとかの兵法がどうだとか、私の経営、みたいなのって読む気がしなくて。あんたがどう成功したかはわかったよ、でもそのまま真似しても絶対同じ…

ダン・ブラウン「ダ・ヴィンチ・コード」

誰かが面白いって言ってたので、買ってみた。 なぜかイメージが「薔薇の名前」と重なってしまいます。あれを読んだときはハマりました。オカルトチックで閉塞的な修道院という世界がなんとも恐ろしくて、ゾクゾクしながら読みました。あの本は2段組で字も小…

ウィリアム ユーリー 「決定版 ハーバード流「No」と言わせない交渉術」

前に書いたやつの続編です。内容的には「実用編」。 こっちの方が1冊目より、役に立ちそう。さっさっと読み進めて、こっちは2日で読みきりました。 文庫本で590円だし、「激怒してる相手は、本当は大切にしてほしいと思っているので、まず『わかるわかる』っ…

ロジャー・フィッシャー「ハーバード流交渉術」

2年ほど前に生まれて初めてビジネス本を読んで以来、このところそーいう本ばっかり読んでます。このブログは読書日記になるのかも。 この本は1981年に書かれた古典です。おととし、交渉学講座ってのに出る機会があって、それなりに学ぶところがあったので、…