2008-01-01から1年間の記事一覧
1969年、33歳のときに秘書代行の「ダイヤルサービス」社を創業し、その後も育児相談やセクハラホットラインなど、時代に合わせた新しいサービスを次々と立ち上げてると同時に、若いベンチャー社長の面倒をみたり、ネパールの学校設立に助力したり・・・70を…
「キヤノン特許部隊」も聞き書きの本ですが、あちらはどちらかというと「経験を語る」、こちらは中小企業に向けてアドバイスをする形になっています。 必ず言及するのが、”ライセンサーが倒産したときに、破産管財人がライセンスを拒むと、ライセンシーは無…
調べ物のために借りて読んだ。 受け売りもあるのかもしれないけど、この本には私の知識を補ってくれる新情報がいっぱいありました。それに、色々な方面から見てきた半導体業界やPCの歴史を、初めて地図+年表をイメージしながら見ることができて、面白かった…
この本で私が強い印象を持った登場人物の順番は、1.ひろゆき氏、2.中島氏、3.梅田氏の順番でした。私は違法すれすれなことをする人も、辞めた会社のことを語る人もあまり好きじゃなくて、正直けっこう先入観を持ってたんだけど、いいこと言ってて意外…
2冊目、読了。 トリックの「How」を解こうと読み進みつつ、2つの事件のつながり「Why」も解かないと全体が解けません。 最近は昔と違って悪徳刑事ってのも普通に出てくるので、人質も刑事も含めて、誰が悪者かわかりませんね。 (最近といっても20世紀以降…
ゴールデンウィークだ!これから毎日最低2冊、たまりにたまった本を読むぞ。 本の中に「ブータンマニア」という言葉が出てきますが、私も一種のソレで、この本は新聞の書評欄で見てすぐにAmazonで買いました。Amazonで買うとブックカバーがついてこないので…
ひととおりビジネスのお勉強をすると、その次にもう少し視野を広げて、企業を群として見ることに興味がでてきます。産業集積というのは、中小企業政策を考える立場の人たちに必要となる、地理的・時間的な広がりをもつ研究領域なので、ビジネススクールを卒…
きっとこれから、マスコミやブログ界でこの本について取り上げる人が1000人は出るでしょう。秀逸なタイトルでキャッチーに注目を集め、ぬるま湯だと思っていたらいつのまにか沸騰しかかっているお湯に浸かった日本の人々に警鐘を鳴らす、愛ある提言書、です…
美しき哉、ミニマリズム! いやすごい人がいたもんですね。耽美といっても華美の逆です。 明治34年=1904年、岡倉天心が42歳の時に英語で書いた、茶道の極意を欧米の人々に紹介する本です。彼は幕末に生まれて英語に親しんで育ち、何冊も英語で本を書き、そ…
ミステリーとしてのトリックや謎解きの醍醐味!が欲しい人向けではないですね。推理小説(探偵小説であることが多い)と警察小説はジャンルが違うと思う。こっちは「はぐれ刑事純情派」とかと同じ警察小説で、むしろ人間を描いたドラマのほう。作家も主人公…
先生のご推薦で購入し、アメリカ出張のフライトの中で読みました。 帯には「東洋人と西洋人のものの見方・考え方が文化によっていかに違うのか、なぜ違うのかを科学的に解明した第一級の書!」とあります。 感想としては、前半はわりと冗長なところが多く、…
芥川賞受賞ということで。 この本ってまだ単行本になってないのかな。文芸春秋で読みました。・・・ってな感想を今こうやって書いてる人が日本中に5,6人くらいはいそうだ。 感想:おもしろいね。町田康みたいだ、というのは、ミュージシャン出身の作家だとい…
台北からのフライトの中で読みました。おもしろかった。 元々は笹沢左保の創造したキャラクターを、彼の没後に「小葉誠吾」なる作家が使って新しい作品を書き下ろしたものだそうです。(某有名作家の変名らしいですよ。誰なんだろう・・・ちょっと検索したく…
松下電器で長年、数々の洗濯機などの開発に携わった著者の自費出版による本です。 副題は「実践MOT、ヒット商品の方程式・創造的開発風土づくり」とあります。感想をひとことで言うと、「おもしろかった!」。布量センサー、W滝洗い、滝すすぎ、おうちクリー…
たまたまもらった本です。 でも、タイトルにちょっとグッときました。 お金にそうとう興味があってネット株で儲けてる主婦が、全額銀行からの借り入れで、マンションの一棟オーナーになるまでの体験談を書いた本です。 ネット株の本も書いてるし、ファイナン…
例によって、人間が誰でも持っている暗い、いやらしい部分だけをいろいろとピックアップして、いろんな風に展開した、短編集です。読まなきゃよかった、と思いそうになったけど、それほどでもないのは、バラエティな暗さが細切れで楽しませてくれるからでし…
いろいろやることがあるのに、つい読んでしまった。 この本は密室トリックのある「本格推理小説」だけど、この人は探偵小説などいろいろなジャンルのものを書く作家で、直木賞も受賞しています。むしろミステリーは珍しいらしい。 内容はタイトル通り、ビリ…