2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

志水辰夫「情事」215

同じ作家の本がもう1冊あったので、読んでみました。こっちも、なかなかよく書けていました。(←何様目線?) 中年男性の気持ちや、周囲の人たちのようすをとても丁寧に書いてあるので、無理がない。ああ、そうなんだろうなぁ、という気持ちで読み進められま…

志水辰夫「行きずりの街」214

「余暇に軽く読めるミステリー」のつもりで読んだら面白かった。よく書けている。 とはいっても、うだつのあがらない中年男+超いい女との純愛+唐突に巻き込まれた凶悪事件+唐突なのにふつうの人なのに大活躍、という定石を踏んでいるのは事実。 土曜ワイ…

桐野夏生「残虐記」213

週末、気分転換に軽いミステリーでも・・・って読むもんじゃないですね、この人の本は。 タイトルからしてキッツイけど、実際のところ、「柔らかい頬」より「グロテスク」より、私の読後感はまだ軽かったのですが。 25歳の工員が10歳の少女を誘拐、監禁して…

「ビデオ技術マニュアル」212

ビデオαという雑誌を読んでみたら、わりあいわかりやすかったので、同じ「写真工業出版社」が出しているビデオ撮影入門用のこの本を買ってみました。 ビデオ技術マニュアルというタイトルを見ると、ビデオカメラを買ってきた人が上手に運動会を撮影するのに…