2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧
女優の岸恵子が書いた、70歳の女性の60歳の既婚男性との恋。実話に基づくという噂も気になるし、女性のほうが10歳年上というのもかなりレアだし、70歳の女性の恋愛、とくに性愛は聞いたことがないので、科学的?興味も募ります。 恋の始まりって、細…
これがあのディストピアの伝説の小説か〜。 すごく面白くて、そしてなんともいえない終末観。 小説の半分くらい、体制に取り込まれるための自己改造に割かれてるのが衝撃でした。読んでいて、書いてる人が反体制なのか体制派なのかわからなくなってくる。 世…
三島由紀夫が大衆雑誌に書いたこういう小説って、ほんと面白い。人間の心より奥の体の芯みたいなところに眠ってる、性というものを深く掘り出してきます。いつものように、若干上から目線。読者が非インテリであることを前提として、読後感は軽く抑えてあり…
なんて面白い本なの!三島由紀夫という人を誤解してました。彼は頭でっかちの天才マッチョなんじゃなくて、人間の裏も表もすべてわかり尽くして、贅沢も思いのままもやりつくした人だったんだ。。。彼が読者にお手紙指南をするという体裁で、架空の5人の人…
どうしても「ロスト・ワールド」「メトロポリス」「来るべき世界」が読みたくて、図書館で借りました。しかし、1冊にずいぶんいろいろ入ってると思ったら、どの作品もごく一部しか載せてません。プレビュー版です。トライアル版です。あ〜あ。 といっても、…
著者はドキュメンタリーを撮っている映画監督で、彼の「精神」という映画を見たことがあります。マイケル・ムーアの映画とか見てると、ドキュメンタリーって結局フィクションだな、気を抜いて見ていると監督の考えが刷り込まれるようになっている・・・と思…
紀伊國屋書店新宿本店に立ち寄ったら、なんかすごく一押ししてたので読んでみました。確かに面白かった。いまどきのエンタメ小説(伊坂幸太郎ものとか、「悪夢のエレベーター」とか)のような軽快なトーン、先が読めない展開とどこか厭世的な主人公で、1968…
ブレードランナー等の映画のベースとなったと言われている「1984年」などを書いた作家のジョージ・オーウェルは、実は若い頃パリとロンドンで困窮の限りを尽くした底辺生活をしていました。そのときの生活を詳細につづったドキュメンタリー作品です。 とにか…
面白かった。 戯曲は読み慣れないので最初読みづらいかなと思ったけど、サラサラ読み進めました。 舞台化された後の書籍化で、キャストやスタッフのリストも巻末についているし、舞台写真までそこここに挟み込まれているので、イメージしやすいのです。 いろ…