2015-12-01から1ヶ月間の記事一覧
1冊目の続編ではなくて、焼き直しみたいな本だ。同じことが繰り返し語られてて、ちょっと飽きる。 繰り返し語られることを聞いているうち、日本人の働き方について、この人には心情的に理解できないことがあるんだな、ということがわかってきました。 勤勉…
これは経済の本?日本人論?どっちでもあり、どっちにも寄らないような本です。著者は、イギリス出身でオックスフォード大学で日本学を学んだあと、数社を経てゴールドマン・サックス証券在籍時に日本に長く滞在し、今は日本の文化財を修復する会社の経営者…
この作家の一番初期の、学生時代のちょっととんがった短編などが収められています。これは面白い。どろっとしたイメージが渦のように回りながら混じり合っていく、というのがビジュアル的な印象。押し込めていたエネルギーが、どっと放出されるています。 な…
エキゾチックで、妖精がいそうな森での不思議な気持ちを描いてるんだと思うけど、実際以上に薄暗く描いている気がしてあんまりぐっとこなかったです。
これはすごく良かった。子どものような素直な気持ちで、この人が素晴らしい本や素敵な人たちに触れてさまざまなことを感じるのが、熱く伝わってきました。 どうしてこういう小説を書かないのかな?小説はどれも、うすら不幸な感じで、暗くはないけどちっとも…
せつなく深い小説だったけど、行き着くところがなかった。漂ったまま終わった。あまり手の入ってない昔ながらの漁港があって、昔から住んでる人たちには彼らなりの思いがそれぞれあるし、都会へ出て行った人たちにも、都会から戻ってきた人たちにも。何も深…
ふーむ、こういうのを書く人なのか。時間が行ったり来たりするし、ビジュアルがないとすぐには想像できないおばちゃんたちのバリエーション、主人公の個性の薄さ、などなど、簡単に入っていける仕組みになっていない小説です。そこの部分に手を加えて読みや…