2025-10-01から1ヶ月間の記事一覧
どこかで紹介されていた本。知らずに読んだんだけど、この方、私の愛読しているニコルソン・ベイカーの翻訳者なのか。確かに彼と似通ったものの見方をしてる気がする。でも私が1992年に最初に読んだ「VOX」は原書で、自分としては語学力不足や幼さもあったと…
「菜食主義者」も美しい作品だけど、かなり痛々しい描写もあって、わりと激しいものを書く人なのかなと思ってました。でもこれは、ただただ美しくて、静か。音のない世界がひろがっています。 ありきたりのもの、雪とかみぞれとか蝶とか白い服とか、そういう…
この著者の作品、3冊目です。 この人の本って、刺激もあるんだけど、どこか繭の中に包まれてるようで、危険を感じないで少し距離を保って読めて、快適なんです。体温が自分に近いような。 1つずつ書いてみます。 片翅の蝶・・・兄が離婚したけど、子どもを…
「あの本、読みました?」で著者本人が紹介していたのを見て読んで、いや、聴いてみました。これはAudible向きだな。若くて生き生きとした登場人物たちの群像劇は聞きやすくて楽しい。 ”魔法律”ってのが…私は素人だけど企業の法務部にわりと長くいたので、悪…
<若干くわしくストーリーにふれているので、まだこの本を読んでない方には以下を読むことをお勧めしません。まっさらで読んだほうが絶対面白いと思う> 「死んだxx」シリーズがどれも面白かったこの著者の最新作。今回は誰も死にません。ふしぎな五角関係…