2026-03-01から1ヶ月間の記事一覧
最近読んだ「六つの村を超えて髭をなびかせる者」と印象が重なりますが、時代は少し後のようです。こちらで取り上げるのは、初代開拓判官の島義勇、札幌農学校で学んでいた内村鑑三、アイヌの歌人バチラー八重子、作家の有島武郎、石狩川の治水に取り組んだ…
もっと楽しいエッセイ集かと思った。すごく重くて、暗いと言ってもいいような本でした。これを読む人の多くは高齢者や、年齢はともかく死を意識せざるを得ない状況にある人たちかもしれません。読まなきゃよかったと思う人もいるかもしれません。 私は身体が…
さすが一万円選書。スポーツものといっても、枯れた味わいも感じさせる作品です。舞台は大学駅伝なんだけど、トーナメントで勝てなかったチームからタイムで早い順にピックアップして構成した、いわば”敗者復活枠”。メンバーはみんな大学生なわけですが、な…
この本のことは、少し前の「100分de名著」で見て知っていたけど、ちょっと怖くて読んでいませんでした。この番組の再放送まで全部見たのに。見ながら毎回泣いてたのに。怖くてというのは、私には震災による被害やトラウマは何一つないけど、思い出したくない…
素敵な本でした! 昭和30年代から50年代にかけて(西暦1958~1983年)発行されていた、山の情報や写真の一切ない、山や自然に関するエッセイを掲載した文芸誌があって、その中から選んだ珠玉の(古い表現だけどほんとにそんな感じ)作品を集めたのが、これ。…
なんとこれは詩集です。でもロマンチックな詩集でも自己否定の詩集でもありません。すごく普遍的に、地に足をつけて地球の自然のなかで無理をせずに生きていくための考え方を、しずかに主張しているような本。 字が大きくて文字数は少ないので、丁寧に読んだ…
なんとも不思議な味わいというか匂いというか。 すごく平凡な、ボンクラといってもいいような人たちが次々に現れて、イケてない人生を送っている。そのイケてなさや、わだかまってる様子といったら、まるで私たちみたいだ。 ただ、彼らはぱっとしないけど特…
この本、実は以前にも読もうとしたことがあったんだけど、序章が昔の文章っぽくて、歴史音痴の私はビビりあがってしまってあっという間に断念したのでした。 その後たまたま同じ著者の「小市民シリーズ」とかを読むようになって、まったく読みづらい点のない…
あー実にいい本だった。文庫本で475ページもある大作なんだけど、まったく飽きずに読ませます。この著者の「心淋し川」を以前読んだんだけど、あれもすごく地味なのに自分も横丁で一生を送ったような、ちょっと切なくあたたかい充足感のある本でした。 時代…