本)全般・その他

モコ「オオサンショウウオのまんが」495冊目

私のサンショウウオ好きを知っている友達が、買い与えてくれた。ありがとう、ごんちゃん。いつも嬉しいよ。私が飼っていたのは小型のサンショウウオで、体調は大人でも10数センチ。幼生(おたまじゃくしみたいな時期)は1〜5センチ程度でしょうか。わに…

小島毬奈「国境なき助産師が行く」494冊目

国境なき医師団で何度も活動を経験した日本の助産師の女性が、地中海の難民を救助する船への募金を募っているのを、どこで見たんだろう?テレビで難民船にぎゅうぎゅう詰めの人たちの映像を繰り返し見ていたので、何とかしなければ!と、いくばくかの寄付を…

新井紀子「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」490冊目

著者のTEDトークを見たとき、物怖じせずまっすぐに信じることを伝えようとする人だなー、と思いました。それが当然、それが普通といったふうで、まさか”偉い先生”とは思えない感じ。先週友人に誘われて、彼女を中心としたセミナーに参加したんだけど、TEDト…

柚木麻子「終点のあの子」489冊目

この人の作品を読むのは初めて。同じ学校の女子たちを、それぞれ別の子を主人公にたてて描いた4つの短編集。冒頭の「フォーゲットミー、ノットブルー」は、やっかみが高じてイジメに至るイヤ〜な世界。ミステリーのない「イヤミス」みたいな。その後の3編は…

堀江貴文「多動力」484冊目

空港に早く着いてしまって、搭乗口には本屋もないし・・・と思った時にKindleアプリでこれをダウンロードして読んでみました。文字数少ないのでちょうど良かったです。 昔、彼が書いた本を読んで、面白かったので人に勧めたらその後収監されて「タイホされる…

六車由実「介護民俗学へようこそ!」482冊目

「驚きの介護民俗学」を書いたときは、民俗学者から大きな老人介護施設に転職して、迷ったり戸惑ったりしながら「聞き書き」を進めていた著者。その後その施設を辞めて、民家を借りて行っている小規模な施設で働くようになり、依然として忙しい日々の中から…

六車由実「驚きの介護民俗学」481冊目

面白かった。本当に面白かったし、著者にすごーく共感します。少し前から「認知症カフェ」で簡単なボランティアに行ってるんだけど、何かをしてあげられるかもしれない、という勘違いは、参加者の人たちの話の面白さで吹っ飛ばされました。 どんな人にも日々…

根本かおる「難民鎖国ニッポンのゆくえ」471冊目

前からだけど、最近コンビニやファーストフードのレジで日本人を見ることがめっきり少なくなりました。これほど外国の労働者がたくさんいるのに、この国はまだ単一民族国家のつもりなのかしら。海外でも国内でも旅行が好きで、世界じゅうどこに行っても美し…

佐藤正午「書くインタビュー」(1〜3)451~453冊目

愛読している佐藤正午が、メールで若い女性ライターからの質問に答えるというか、書簡集を出しているらしいと知ったので、早速買って読みました。 文章教室みたいだ。1,2があると知らず3から読み始めてしまって、佐藤正午は若いライターに怒ってばかりのひど…

柴門ふみ「そうだ、やっぱり愛なんだ」447冊目

漫画家の柴門ふみが、長年雑誌などに書いてきたエッセイを集めた本。先日たまたま、彼女の夫である島耕作、じゃなくて弘兼憲史のトークイベントに参加したら、これが抱腹絶倒の面白さで、妻はどんな人なんだろうと興味が湧いてきました。 当たり前なんだけど…

山内昌之・佐藤優「第3次大戦の罠〜新たな国際秩序と地政学を読み解く」410冊目

やっと読み切った。最近ロシアや旧ソ連諸国に旅行することがあって、にわかにロシアを取り巻く地政学に興味が出てきてしまった。私が行ったウズベキスタンは、イスラム教徒の多い中央アジアの国だけど、旧ソ連の名残りが強く残っていて、文化の中継地点、混…

ピーター・シンガー「あなたが世界のためにできるたったひとつのこと」405冊目

タイトルからは何の本かぜんぜんわかりませんね。よく働き効率よくお金を稼ぎ、そのかなりの部分を慈善活動に寄付して、それが実際に大勢の人や動物の命を救っていること、自分たちの将来に確実に効果をもたらしていること、を喜びにすること、また、そうし…

菅野完「日本会議の研究」404冊目

なんか鬼気迫る本でした。私はこういう、隙のない仕事をする人って好きです。世の中のビジネス本や啓蒙書には、少し調べた結果を自由自在にふくらませて、結局のところ自説を展開している、という本が多いといつも思います。面白ければ、趣味で読む分にはい…

佐々木健一「辞書になった男 ケンボー先生と山田先生」402冊目

すごく面白かった。三省堂の「三省堂国語辞典」と「新明解国語辞典」の編纂をそれぞれ主導した、ケンボー先生と山田先生の、辞書に関わるあらゆるエピソードをかき集めて、辞書を版ごとに精読し、浮かんできたヒントを丁寧につなぎ合わせて、ひとつの大きな…

萱野稔人・小林よしのり・朴順梨・輿那覇潤・宇野常寛「ナショナリズムの現在」399冊目

これは面白かった。最初の、5人の対談が特に面白い。5人バラバラに見ると、アクが強いな〜〜と思って引くことも多いのに、3すくみ、ならぬ5すくみというか、あっちに偏りこっちに尖っている意見が、大きな円のなかにすっぽり包み込まれたように、生き生…

C.ダグラス・ラミス、姜尚中、萱野稔人「国家とアイデンティティを問う」398冊目

わりと面白かった。この3人が、国家って何よ、国民って何よ、といったことを議論する、わずか60ページの岩波ブックレットですが、それぞれの立場がそのままそれぞれの意見を形成していて、やっぱりいろんな立場の人と話をしないと面白くないなぁ、と実感…

萱野稔人「ナショナリズムは悪なのか」397冊目

津田塾大学に総合政策学部というものができるらしい。社会科学系の学科は国際関係学科しかなかった。そもそも学部が一つだけだった女子大に、いまなぜ新しい学部が。その謎をとくのが、同大学きっての著名教授、萱野稔人ではないかと思って、読んでみました…

ジャニス・P・ニムラ「少女たちの明治維新 ふたつの文化を生きた30年」396冊目

面白かった!津田梅子や山川捨松のことを書いた本は何冊か読んだけど、どれも偉人伝ばかりで、この本は彼女たちの肉声をたっぷり拾い上げていて、ここにきて初めて彼女たちに出会ったような気持ちです。生まれ育ちから渡航、お人形のようにどこに行っても注…

米原万里「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」395冊目

まさかのノンフィクション。まず、ノンフィクションにこのタイトルをつける感覚がすごい。かつて、当代一のエッセイストと呼ばれた故・米原万里の本をちゃんと読むのは初めてです。 まず何が面白いかというと、人物描写が率直でおかしい。”あけすけ”過ぎて、…

中山恭子「ウズベキスタンの桜」393冊目

さまざまな重要任務を歴任してきた官僚・政治家ですが、1999年にタシケントの日本大使館に大使として赴任した直後に、隣国キルギスで現地で働いていた日本人が誘拐される事件が起こったのは彼女のキャリアの中でも特に大きな難局だったのではないかと思われ…

片田珠美「自分を責めずにはいられない人」392冊目

続いてもう一冊読了。「自分を責めずにはいられない人」にも、当てはまるなぁ。がっかり。私の場合は、親から間接的に期待されたり追い込まれたりしたんじゃなくて、明らかに家族のなかで一番困った子という扱いをずっと受けてたんだけど、そういう人たちが…

片田珠美「上手に「自分を守る」方法」391冊目

わりと、ものものしいタイトル。私は、わりと「いいよいいよ」と仕事を引受けては、最後にやりきれなくなったり、「お前が全部悪い!」と逆切れされたりするという悪いクセがあって、わりあい被害者意識も持ちがちだと自覚してる。悪いクセを断ち切るコツが…

堀川恵子「永山則夫 封印された鑑定記録」390冊目

ノンフィクションです。集団就職で上京して、19歳のときに、たまたま手にした米軍の拳銃で、縁もゆかりもない4人を殺害して、裁判の末死刑になった永山則夫という人について、本人の手記を含めて本はたくさん発行されました。これは、最近になって知られ…

東田直樹「自閉症の僕が飛びはねる理由」389冊目

ジャンルとしては、エッセイかな? 「ビッグイシュー」に連載している彼の”往復書簡”で、考えの深い人だなぁと常々思っていたので、単行本を借りて読んでみました。この本は、短い一問一答を集めた形になっていて、自閉症というもの(どこからが”病気”か、と…

嶌信彦「日本兵捕虜はシルクロードにオペラハウスを建てた」387冊目

近々ウズベキスタンに旅行しようというプランがあって、同行する友人から読めと渡されたのが、まずこの本。旧ソ連から独立したウズベキスタンの首都タシケントで、日本人捕虜が今も名所とされるオペラハウスを建てた話。日本兵の多くが、捕虜というのは辱め…

ガブリエル・ガルシア=マルケス「誘拐」384冊目

面白かった!手に汗握った!これ実話なんですよ。コロンビアの大規模コカイン密輸業者のドンが、ジャーナリストを多数誘拐して、自分が逮捕されても家族や自分の安全を保証させるための司法取引を政府にもちかけます。実際に誘拐された人たちや家族、関係者…

森達也「放送禁止歌」381冊目

面白かった。自分の身に迫ってくる、ぞっとするものもあった。 新宿バルト9の地下にある、Brooklyn Parlourっていう相当いけてるカフェラウンジには、写真集やら単行本やらいろんな本が置いてあって、読みながら時間をつぶすこともできれば、気に入ったもの…

丸山俊一「すべての仕事は『肯定』から始まる」378冊目

著者は、「英語でしゃべらナイト」「ニッポンのジレンマ」「爆笑問題のニッポンの教養」、最近では「ニッポン戦後サブカルチャー史」といった番組で、常に私の知的好奇心を刺激し続けているNHKの敏腕プロデューサー。そういう人がたとえば、あんまりオフィス…

「意外なツボがひと目でわかる世界地図―政治、経済、宗教、紛争… 」376冊目

面白かった!地域別に、宗教や産業、軍事関係などの対外的あるいは国内で重要な、それこそ“ツボ”というか肝になりそうな小ネタの集大成でした。 といわれても、出版社も困るだろう。この本を買ったのは2007年で、その後世界情勢はかなり変わってきてるから。…

「手塚治虫クロニクル 1946~1967」364冊目

どうしても「ロスト・ワールド」「メトロポリス」「来るべき世界」が読みたくて、図書館で借りました。しかし、1冊にずいぶんいろいろ入ってると思ったら、どの作品もごく一部しか載せてません。プレビュー版です。トライアル版です。あ〜あ。 といっても、…