自分の父がこんな本まで読んでることが、なにより驚きだが。
なんというか、ちょっと高級なファッション雑誌に載せる短編みたいな、口ざわりのいいストーリー集。
そもそも比較対象ではないと思うけど、寂聴さんと同時並行で読むと、スカっとかすってしまって手ごたえがない。
しかし妙齢の女性作家っつのは、不倫だとか自由恋愛を書かなければならないという決まりでもあるのか。世の中には素敵な異性が軽く見積もっても五万人くらいはいるけど、いちいち本当に付き合ってる人ってどれくらいいるんだろう。・・・おっと、あんまり余計なことを書くと「意外と子供っぽい(昔占いでそういうのが出て、気にしてるらしい)」のがばれてしまう。
うーん。やっぱりもっと歯ごたえのあるものが読みたい。というのが感想です。
以上。