うーん、これは・・・なんてつまらない本を読んでしまったんだろう。
きっとこれは、サラリーマン向けの退屈しのぎとして書かれたのだろう。
美貌で超ナイスバディの敏腕女性外科医が、男性医師のネタミやソネミを受けつつも、小児患者に母のような慈愛のまなざしを向け、腫瘍には強い憎しみを抱きつつ、文章のソコココで「豊かな乳房を両手で持ち上げるようにして」腕組みをしたりしながら、次々に難しい手術をこなしていく。
きっと、5ページに最低1回はそういう描写を入れろと、それでも、あくまでもポルノではなく医療小説であると。
そういうものを書かなければ二度と仕事はやらない!と、編集者に言われて泣く泣く小説家としての良心をcompromiseしたのだろう。
わざわざ旅行に持ってこなきゃよかった。この本は部屋に置いて帰ります。
以上。