山崎ナオコーラ「人のセックスを笑うな」199

学校の飲み会なのに飲みすぎた。

中村イチヤに「学生時代どんな曲をバンドでやってたんですか?」と聞かれたら「ストレイキャッツとか、あとクラッシュとかアラームとか」何と答えようか妄想してたらもう三鷹、まだ9時半前。

今日イベントの前に中央図書館に寄って利用者カードを作ったら、ちょうど返ってきたこの本があったので借りて、電車の中で読み始めた。酔っぱらってるからかもしれないけど、10代の頃の行き当たりばったりな恋愛を思い出した。これは19歳の男の視点で書かれた本であって39歳の女の視点ではない。

文藝賞選考者は、うらやましいほどの才能と評したらしいが、その人はこういう恋愛をしてないか忘れてしまっただけだと思う。だいたい、ピュアで鋭敏な感覚以外に文学で大事なものって、本当にないと思ってるのか?

要は、こどもの頃の恋愛の気分を思い出せてとても楽しかったということです。仕事や部屋の片づけや、その他もろもろのきちんとしなければならないこと、きちんとするのが普通になっていたこと、を全部一瞬れて、何も責任をもたなかった頃の気分を味わえてよかった。

あとさき考えず、相手が誰であろうと。・・・大人ってつまんない、と私には珍しく思った。

ってこれ感想になってんのかよ。

以上。