石井裕之「ダメな自分を救う本」224

人からもらって、帰りの電車で読んだ。

セラピストの著者が、目の前の誰かに向かって話しかけるようなトーンで、自分や自分がセラピーをした相手がどのように自分を好きになり、大きな心を持てるようになったか、語る本です。

著者の思いやりが伝わってくるあったかい本です。ありきたりのテーマの自己啓発本、なのかもしれないけど、書いてあることは正しいし、軽く読める分、ドツボから抜け出せない人が第一歩を踏み出す機会を広げてるかも。

「人は、その考え方の通りの人生を生きることになる」。ダメな自分をイメージしている間はダメでない自分にはなれない。心が凝り固まってしまって、抜け出し方がわからない人には、よい本かもです。

しかし心地よい引きこもりの心から抜け出すのは、朝布団から出るのと同じくらい難しいもんだ。ぱっちり目覚めた自分をイメージできるよう、がんばってみよう。

以上。