なんとなく図書館に寄って、タイトル借りしました。
ちょっと後悔。
わりと面白かったけど、血が出たり内臓が引きちぎれたり、いちいち露悪的な表現が多いのがちょっと・・・。ただし、どす暗いんじゃなくて、好きな女の子を驚かせようとしてつい表現がエスカレートしてしまった、というような根の明るさが感じられます。作者は酔うと、ばーっといってドカーンと爆発してパーッと散って、みたいなしゃべり方をする人だろうか、と勝手に想像。
要はいろんなところに発表した小品を集めた短編集なのですが、ミステリー作家にそれらの短編を口述させるための仕組みがあって、ちょっと楽しいです。「渋谷一夜物語」と書いて「シブヤン・ナイト」と読ませるらしい。
この次は、なんかこう、もっとマッタリしたミステリーを読もう。うん。