P.F.ドラッカー「マネジメント」上・中・下305

なんでも書くブログですみません…

いちおうビジネススクールの類に行った人間として、TVアニメ版の「もしドラ」しか見てないのは都合が悪い、ということで読んでみました、この大著。全部で1000ページ近くあります。

一言で感想を書くべき本でもないと思いますが…思うに、何らかの形で経営とか業務上の管理とかに携わっていて、一度ちゃんと勉強してみたいと思った人なら、がんばって読んでみるといいと思います。

ドラッカーは完全にアカデミックな世界の人で実務経験がありません。(ごく短期間、新聞記者をやってたらしいですが)そういう立場でなければ言えないこともあるんだな、と、読んでみて思いました。一度成功したけれど、今後じり貧になっていくことが目に見えている事業をすっぱりやめろ、とか…当たり前のことでも、経営経験者だと自分のことのように思えてなかなか言えないものです。そういう責任を負わない第三者の言葉が必要になった経営者が、背中を押してもらうための本。

大著だったけど、その分もれなく重複なく分析結果が書かれています。私がレポートで苦労したグローバル企業の経営のことも、この本くらいは読んでから書き始めればよかったなぁと思ったりします。今後も仕事で悩んだらひもといてみよう。そういう、一本筋の通った実直な本でした。以上。

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