NHK_PR1号「中の人などいない-@NHK広報のツイートはなぜユルい?」285冊目

239ページ、1200円の本です。

私もツイッターでNHKPRさんをずっとフォローしてて、ユルく面白いんだけど、なんでいつも理由も言わずに「中の人はいないんです!」と言い張るのかが、この本を読んでやっとわかりました。

1200円かけさせないで、140文字で説明してくれればいいのに・・・。“受信料と視聴者の意見で成り立ってる公共放送はみんなのもので、特定の職員だけでやってるわけじゃないってことを僕は強調したいんです”、とか。そういうことをさらっと言わないところがガンコですね。

NHKの職員や取引先らしき人たちが何人も出てきますが、高い服を安そうに着こなす人とか、強引な指示をする人とか・・・誰のこともほとんどよく言わないんだけど、こういう文体が今は面白がられるんでしょうか。いつもツイートする人が本を書いたんだから、普段と違うしっかりとした本かと思ったら、ツイッターの延長でした。そういう意味で239ページは長い。

面白いっちゃ面白かったけど。なんか良くも悪くも青臭い、若者らしい本です。

この本にOKを出すNHKは懐が広いというか、管理がゆるいというか、・・・多分両方なんでしょう。回し読みしてから近所の図書館に寄付しよう。以上。