ベアテ・シロタ・ゴードン「1945年のクリスマス」286冊目

最近映画ばっかり見てて、本を読むのは久しぶり。

この本は何年か前に買ってそのままになってましたが、彼女のことを描いた映画を見に行くことになって、その前に読んでおこうと思って読みました。

面白くさらりと読めるけど、日本の終戦直後の様子を思い浮かべ、改めて自分たちがまだまだ不平等な世界にいることを思い、ベアテさんの生きてきた人生を想像し・・・読んでよかったとしみじみ思える本です。

20歳過ぎの若い女性が憲法を起草したという事実。そのころの日本は、負け戦をやめることができない国で、外からの助けが必要だと彼らは考え、理想的な国を築くための、誰も侵せない最重要なことを書いていったのですね。

そんな憲法を持っている国で、本当にそれが普通の人たちの健康や幸せにいかせてるのかな・・・。