河本真「働かない働き方」498冊目

飛行機に長時間乗るとき、だんだん腰がつらくなってきたので、できればビジネスクラス乗りたいなぁ、安く乗るにはマイルの上級会員にならなきゃ!と思い立ったのが今年のお正月。ネットで調べるといろんな情報があって、試しにマイル塾というのに申し込んでいろいろ辿っていったら、この本の著者にたどり着きました。マイル塾だけじゃなくて、潜在能力を最大限にしてハッピーになろう!など、彼が研究してきたことも、有料のも無料のもたくさん発信しています。この人、なかなかいいこと言うんですよ。

 

私は親のことで長年、根深いトラウマを背負い続けてきたところがあって、ここ数年で瞑想や”看取り直し”をやってから、やっとふつうに自分を肯定できるようになった気がします。アプローチは色々なんだけど、誰かに言われてその通りにするとか、人が決めたルールを守るんじゃなくて、自分の中に何があるかをちゃんと感じる。感じられるくらい、余裕をまず持つ。そうやって、みんながちゃんと幸せになろうとし始めてる。そういうことを、世界中の人たちがそれぞれの方法で実現しようとしているのが、今の時代だという気がしています。

 

河本氏が説く仕事のしかたは共感するところが大きくて、「まさにその通り!」なんだけど、「やらない」と書かれてることを、たぶん相当やってるんじゃないかな私は。本当はここまでで十分ってわかってるのに、「お付き合い」でやってしまう。完全にやめるためには、飢え死にしないくらいの生活費を確保しないとかな・・・とか思ってばかりいないで、自分のありたい姿をちゃんと決めて、そこに向かい始めないとね。歳をとってくると、ますます臆病になってしまうのかもしれないけど、たぶんこの著者のお母さんだって、彼から何かを感じとって変わりつつあるんじゃないだろうか?

 

自分の親くらいの人たちと、おしゃべりカフェでお話しするのは本当に楽しいし、猫とも子どもとも真剣に遊んでしまう。もともと私には(他の誰にも)垣根なんてないんだから、自分の心の中に「こっち!」って声が聞こえる方に向かっていけばいいんじゃないかな、と思います。(と、自分に言ってる)