山口雅也って人は、推理小説の枠をどこに置けばどういう謎を新たに生み出せるか?ということの研究者みたいだ。
そもそも最初からこのシリーズは、実在の外国人の“手記”(小説ではなく)を日本語訳したという体裁で始まっています。それが出版され、著者?と思われる人と山口雅也は連絡を取り合っていることになっているので、実在を疑う理由もないんだけど…
そんな仕組み実験の中で、ホルヘ・ルイス・ボルヘス「砂の本」と化してしまったミステリーなのでした。
山口雅也って人は、推理小説の枠をどこに置けばどういう謎を新たに生み出せるか?ということの研究者みたいだ。
そもそも最初からこのシリーズは、実在の外国人の“手記”(小説ではなく)を日本語訳したという体裁で始まっています。それが出版され、著者?と思われる人と山口雅也は連絡を取り合っていることになっているので、実在を疑う理由もないんだけど…
そんな仕組み実験の中で、ホルヘ・ルイス・ボルヘス「砂の本」と化してしまったミステリーなのでした。