浅生鴨「だから僕は、ググらない。~面白い!を生み出す妄想術」561冊目

この人のTwitterは本当に面白い。スコーン!と外してくる。で、笑わせる。

NHK広報の中の人だったときから、今に至るまで、常にどこかネジが外れたような、あえてネジをかっちり締めずに緩みを残そうとして、緩めすぎて外れかかってるような、予想外のつぶやきを見せてくれる人です。

この本はその人が、どうやったらどういうユニークなことを思いつくのか?と何度も何度も人に聞かれて、「じゃあ説明するけど」と書き起こしてくれた本。発想のヒントとして読んでもいいけど、まじめにこの本の通りにすることではこの人のような発想にはならないだろうな、という気もします。

そういえば私も若いころは、ぼんやりと公園に散歩に行って、勝手に人の犬に名前を付けたり、道行く人たちの生活を想像したり、なんてことを楽しんだものでした。いつからこんな、暇さえあればためになりそうな本を読んだり、勉強したりという、功利的な人間になったんだっけ?

大事なのはやっぱり、まったく暇な時間だな。そして休むばかりでなく、人がたくさんいるところでぼーっとするのって大事。

今は幸い時間がたくさんあるので、そういう時間をもっと持つようにしてみよう。