レンタルなんもしない人「レンタルなんもしない人のなんもしなかった話」563冊目

どういう経緯か忘れたけど、この人のTwitterを半年くらい前からフォローしていて、彼の傍観者的な感じを面白がっています。

この本は彼のtweetを見てるのと近いけどちょっと違います。まとめて見られる。ちょいちょい、彼自身による補足が入る(←これTwitterではないので新鮮)。とか。

彼はあくまでも「自分はなんもできないから」という趣旨で活動してるのですが、あまりに新しすぎて、彼の活動を社会現象として分析したくなる気持ちもわかります。さまざまな依頼が引きも切らず(いや、間が空くことはあるみたいだけど)来るのも面白い。

「王様の耳はロバの耳~」みたいだな。自分が知ってる人には頼めないこと。誰かにそこにいてほしい、秘密を洩らさないでほしい、などなど。人に言えない話を聞くにはよほど傍観者に徹することができないと巻き込まれてしまう。レンタルさんは人と距離を保つのがうまいけど私なら2~3日で弱って倒れるかも。彼のサービスも不思議だけど彼という人がさらに不思議だ。

サービスを「1回1万円」にしてからのことはこの本にはまだ出てない。続編がもうすぐ出るみたいだから、その辺の変遷についても読んでみたいです。