この手の本を読み始めて初めて、福岡など地方に新進企業のための株の市場があることを知ったりしています。経営の学校に通ったのはもう15年前…それ以来すっかり縁遠くなっていました。
上場について書いた本で読者として想定してるのは小企業というより中規模の企業だし、ある程度長い間利益を上げ続けている企業だ。なぜなら株の上場というのは大変な社会的責任を伴うことだから。そう考えると、ファンドから出資を受けて創業した企業がわずか2,3年で上場なんて、はなから無理があるような気もします。
この本の特徴は、微に入り細に入り、これがあればすべてOKというくらいのテキスト的な本という点ですかね。…と思ったら、末尾に「IPO・内部統制実務士」試験の案内が。IPOが増えてるらしいので、この資格を取っておいてもいいかもなぁ?
(2015年11月第2版発行3600円)