トーマス・セドラチェク&デヴィッド・グレーバー「改革か革命か」696冊目

 「ブルシット・ジョブ」が面白かったので、デヴィッド・グレーバー関連の本をさかのぼってみる。この本はチェコの経済学者トーマス・セドラチェクとの対話。ものすごく簡単にまとめると、二人とも今の経済社会はおかしいと思っていて、セドラチェクはそれを「改革」すべしと説きグレーバーは「革命を起こしてひっくり返すべき」と説く。

革命なんて、勢いがあってなんかうっとりしてしまいますが(←ゲバラを思い出している)、この人亡くなってしまったし、旗振りがいなくなった後に革命が成功するなんてイメージはもちづらいので、たぶんぽしゃってしまったんじゃないかな。といっても彼がやりたかったのはベーシックインカムという平和解決だけど。

この本は、意味がさっぱりわからない文章がときどきあって、翻訳の問題なのか、対話集であって書いたものじゃないので推敲されてないのか。それを差し引いても2時間くらいで読めました。引き続きグレーバー追いかけます。