「町山智浩・春日太一の日本映画談義~戦争・パニック映画編」783冊目

戦争・パニック映画編というより、戦争映画と三船敏郎という2つのトピックについて深く語り合った本だった。

戦争映画とホラー映画は長い間、私の苦手分野だったけど、ここ数年は一切の禁忌なく何でも見るようになったので、この本で取り上げてる映画もけっこう見てる。「人間の條件」はまだ見てないけど「お気に入り」に追加済、「兵隊やくざ」はアマプラに入ってたので早速追加。すでに見た中で「日本のいちばん長い日」はすごい名作だったけど人間の醜さに圧倒され、「日本沈没」は大人になってから見ると細かいところが見えてきて面白く、「新幹線大爆破」は手に汗握る面白さだったけど突っ込みどころも多かった。そしてミフネの「The Last Samurai」を今みながらこれを書いてる。

ミフネってスペイン人みたいに濃いイケメンで、笑顔が子どもみたいにチャーミング…ということは、女にもてて仕方がなかっただろうな。こんな役者の大人物ってなかなか生まれるものじゃない。日本はおろか世界のどこを見ても、こんな人いないよな…。

黒澤作品、それ以外でも見逃してるものがいくつかあるので、見直してみよう。

(「人間の條件」と「兵隊やくざ」も)