嶋中労・旦部幸博「ホーム・コーヒー・ロースティング」791冊目

素晴らしい本でした。

私も去年からキロ単位で生豆を仕入れて、家でコーヒーを焙煎して飲んでます。それ以来、焙煎した豆を買うことはありません。何より生豆は圧倒的に安い。今は時間の余裕がかなりあるので、割と本気の趣味としてコーヒー焙煎はとても楽しく、難しく、だからこそ面白いのです。

私は網で焙煎してるけど、ネットやさまざまな本を見ると、フライパンの方がいい、蓋があった方がいい、洗ってから焙煎した方がいい、いや水洗いなどもってのほか、などなどあらゆる種類の主義主張が渦巻いていて、実際どうすればいいのか今も目標さえ定まりません。

安い生豆は、私のような初心者から見ても、形が崩れていたり虫食いがあったりカビが生えていたり、使えない豆をより分けるだけでもけっこう大変。でも、いくらやっても飽きません。美味しくできても、とても飲めない!とせっかく焙煎した豆を棄てるしかなくても、やっぱり面白い。

私にはワインその他お酒のことはよくわからないけど、コーヒーならこの先、”ちょっとはわかる人”になっていけるかな~。コーヒー修行はまだ始まったばかり。

この本は手元に置いて、迷ったときはさまざまな主義主張の先達たちの話を聞いてみたいと思います。