誰なんだ、こんなすごい本が書ける人は?
やっと最近、こじゃれたインドレストランでカレールーを使わない”スパイスカレー”と呼ばれるカレーを食べて、なにかちょっとイケてることをしてるんじゃないかと思ったり、大久保のネパールレストランで「地元っぽ~い」などと黄色い声をあげたりしていた私。甘かった、甘すぎた・・・。同じくカレー好きの友達が「知らない言葉ばっかりですごい本だ」と言っていたのもごもっとも。インドは一度ツアーで行っただけでも、その混沌としたエネルギーにテンションが上がりすぎて、楽しすぎて、頭がくらくらしたのに、隅から隅まで回ってうまみを味わいつくした人がいた。日本語で2冊も本を出していた。私が食べたら、半分くらいは多分「何このおいしい食べ物」、一部は「うぐー、無理」(マスタードオイルとか苦手)となるんだろうな。でもそれ以前に、暗くて不思議な香りが強くただよう店内に入っていけるだろうか。牛糞の灰に埋まった焼き菓子をそのまま手渡されて、食べられるんだろうか。
長くいれば多分慣れちゃうと思うけど、相当びびるだろうな。インドは憧れと畏れの共存する謎の亜大陸だ。
凡人の私は、「日本の中のインド」の方も読んでみて、行けそうなところに行くところから始めてみよう。