ダン・サラディーノ「世界の絶滅危惧食」906冊目

正直、「絶滅危惧種」より「絶滅危惧食」のほうが興味がある。レッドリストに載っている美味なカニとかが載ってるのかな・・・(※載ってませんでした)

日本の人ならみんな、図鑑みたいなカラフルな本を期待すると思うけど、500ページもある大著でありながら図版はゼロです。ゼロ。世界中のさまざまな食物を扱っていながら。「美しい」とか見た目の描写も多いのに。どうして欧米の人たちはこういう本を作るんだろうね・・・。

個人的に興味をもったのはやっぱりコーヒーのページかな。アラビカ種以外にも、安く流通しているロブスタ種、巨大なマラゴジーペも飲んだことあるしゲイシャは最近有名だ。この章だけ内容についていける。。

小麦や羊の品種には造詣がないのであまりピンとこないけど、あとは日本の伊豆半島で作られているという「潮かつお」(かつお節の原型?塩鮭のようなかつおの塩漬け)が気になりました。これは生産者がかなり減ってるらしいけど、今でも手に入るので、いつか味見してみたいと思います。