大判オールカラーの豪華です。ナショナル・ジオグラフィックが発行元。(自然ばっかり扱ってるわけじゃなかったんだ)「大レア本展」を開催したら扱われるだろうと思われる珍しい本の集大成図鑑。楽しいです。
日本の本もたくさん載ってます。ガチャで買える豆本や、南総里見八犬伝(「長大な本」の章)、漢字タイプライターが載っていたり、私達にはなじみのあるものばかり。本といっても紙でないものに文字を書いたものも載ってるし、奇想の書のなかには青森にあるキリストの墓というものも載ってたり。
19世紀にはヒ素を含むきれいなペパーミントグリーンの安価な塗料が壁紙や本の表紙にたくさん使われて、そのために健康を害した人が多かったそうです。その壁紙のサンプルもたくさん載ってるんだけど、すごく可愛くてきれい…。(いやいや危険すぎる)
中には、人の皮で装丁した本や悪魔について偏執狂的に書いた本など、見ない方がよさそうなものもたくさん載っています。暗号で書かれていて、まだ読み解かれていない本もあります。面白い…。
そういえば、この本にも載ってるけど、KISS(ロックバンドの)が自分たちの血を混ぜたインクで印刷したコミックブックってあったな。とか。
楽しませていただきました!