東野圭吾「あなたが誰かを殺した」1085冊目

面白かった。最初から最後まで、いろいろ疑いながら読んでしまった(←かずかずのイヤミスや映画にまみれて、変な知恵がついてしまった嫌な読者)

怪しんでいたことが、結末に近づくにつれて畳みかけるように発露してきて、意外性もあるけど、ほう、なるほど、と納得感もありました。

東野圭吾は、複雑怪奇なトリックよりも、人間を深く観察して人物像を作り込むのかな。過去の感想では、動機に共感できなかったと書いてたこともあったけど、今回は納得できました。(ナイフについては、いまひとつよく理解できてない)