これもAudibleで聴きました。しかも少しずつ、かなり長い期間に分けて聴いたので、全体として感想を言うのはすごく難しいけど、賢い子どもたちが、ぱっと見ふつうだけど尊敬に値する大人との交流を経て納得のいく現在に至る、細切れの長い物語、という印象だったように思います。
タイトルの意味は、ソクラテス=自分の無知を知る者 と逆つまり自分は何でも知っていると思っている人ってことなんでしょうか。…それは逆じゃなくて「非ソクラテス」じゃないか?「逆ソクラテス」は、自分は何も知らないと思っている人が、だんだんと時間をかけて賢くなって、実は自分はすべてを知っていると認識するに至る、という言葉だとしたら、字面と合うような気がします。