結城真一郎「#真相をお話しします」1127冊目

大娯楽短篇集だなぁ。ヒネリの利いた、目の付け所の面白い作品が4篇。

「惨者面談」途中まで思った通りの部分もあったけど、細かくヒネリを入れてくれるので最後まで楽しめました。

「ヤリモク」マッチングアプリで出会った女は実は…そしてこの男の娘は?。とてもよくありそうな場面だけど、飽きずに読ませます。

「パンドラ」精子提供を受けることが、よこしまな意図によって行われている可能性はないのか?…これも、常々新しい事象をうたがってみる視点をもっていれば思いつけるのかな。

「三画奸計」そこまでひねるか?と思う部分もあるけど、ZOOM飲みの裏側として、こんなのもあったら、と思うと面白い。

「#拡散希望」だいぶ風呂敷を広げてしまってる気もしたけど、テンポよく面白かったです。