昨日、コーヒー豆ピッキングのお手伝いをしたばかりで、ピーベリー(普通2つで1つなのが、1つでコロンと丸い形をしている豆)はダメ豆じゃないからはじきたくないけど、火のとおりかたが違うから迷うよなー、この規模だとピーベリーだけまとめて焙煎するのは難しいし)などと迷ったところだったので、タイトル買いです。「このホテルの客はみんな、嘘をついてる」っていう帯のコピーもそそります。(簡単にそそられる私)
読み終わってみてるとなるほど、「どんな客も一度だけ、最大3か月しか泊まれない」というユニークなルールが最後まで生きてくるんだな。ミステリーの割に、主人公が一人称でハワイ島やこのホテルを情景描写するページがとても長くて、若林正恭の自分探し旅日記のような様相なのですが(これはこれとして面白い)、主人公を含めて登場人物がみんな一癖も二癖もあって、せっかくのハワイのカラッとした美しい風景のなかで、みんななんだかわだかまっています。
よくよく考えてみると、このトリックを何カ月も続けるのは無理があるんだけど、わりと短期で切り上げる前提ならありうる気もする。少なくとも、読んでいる間は「ほう、そうきたか」となるほど感がありました。
夏休みの読書として、カフェで美味しいコーヒーでも飲みながら、ハワイ島の自然を思い浮かべながら、ミステリーに没頭するのも悪くないな、という小説でした。
