書店内をぷらぷら歩いてたら、たまたま目についた本。先々月わたしも猫をなくしたところなのでタイムリー。本に呼ばれたのかな?
この本は、作家や音楽家などの人たちが、一緒に暮らす犬や猫たちへの愛を語り、それらを失ったときの気持ちをつづった文章を、あちこちから見つけてきてまとめたもの。必ずしも、ペットを失って辛い悲しいということばかり書いてるわけじゃなくて、それぞれの人が自分の大切な動物をどんな気持ちで愛していたかが、人に見せるための文章ではなく、自分とペットとの間でだけ共有するための言葉として書かれています。
「愛」を言葉にするのはものすごく難しい。自分の犬や猫のちょっとした動きに心が動いて、その気持ちをどう表現したらいいか。理解できないとしても相手に伝える言葉がほしい。そうやって古今東西、ペットを愛する人たちはそれぞれ、言葉を探し続けてきたんだと思います。私も、自分は猫を溺愛しすぎててコッケイなのかな、他の人たちは自分の動物をどんな風に思ってるんだろう、私みたいにずぶずぶなのかな、それとも全然違うふうな気持ちなのかな、と思ってたので、この本はとても興味深いものでした。
世の中には、私が買わない高級な洋服を犬に着せてる人や、自分の感覚とは違う名前をペットにつけている人もいます。そういう人たちにとってのペットは、私と自分ちの猫との関係とはちょっと違うのかも、と思ってたけど、この本の中には最高級の服を着た犬も出てきます。見た目や雰囲気はけっこううちとは違うかもしれないけど、みんなバカみたいに自分ちの子たちを溺愛していて、「あ、私と同じ」と思うものもたくさんありました。愛ってなんだかわからないけど、かなり世界共通で、もしそういう気持ちをうまく伝えあうことができたら、世界はもう少し平和でいられるのかもなぁ、と思ったりしました。
