「あの本、読みました?」で著者本人が紹介していたのを見て読んで、いや、聴いてみました。これはAudible向きだな。若くて生き生きとした登場人物たちの群像劇は聞きやすくて楽しい。
”魔法律”ってのが…私は素人だけど企業の法務部にわりと長くいたので、悪魔と契約するためのエリート学校ってなんだよとか、無権代理だとか、なんでそんなに文言に縛られるんだ、すべての契約より優先される憲法とか民法はこの世界には存在しないのか、とか思い出したりニヤニヤしたりしながら聴きました。きっと法律の世界あるある何だろうな(一部は)。
男装の麗人が本当に男性としてまかり通るのは小説マジックだからいいの。きゃしゃなのに強すぎる執事の椿ちゃんがいたいけでつい応援してしまうし、冷酷なマリスも根はいい奴に決まってるのでどこか可愛い。
余暇に疲れをいやしてもらいながら楽しむのって、こういうのだよな…。
続編が次々と書かれているけどまだ出版すらされてないので、おいおいまた読みましょう。
(Kindleにはリンク張れるけど、Audibeのはないんだなー)
