図書館でずっと前から予約してた本の順番がやっと来た!と思ったら、先々週からAudibleにも入ってるのに気づいたので、途中からAudibleで聞きました。ライトでやさしい小説だし、元気な会話が多いので、Audibleで楽しく聞ける本です。が、やっぱりAudibleは気を抜くと耳がお留守になってしまいますね。何度も行ったり来たりしたけど、楽しみながらすぐに読了。速さは1.2倍くらい。このくらいだと聞きやすさは変わらず、「ゆっくり雰囲気を楽しむ」→「前のめりで次を追う」くらいの変化です。
全五章からなる連作集、第一章はパン屋の新人バイト、マンガ家を目指す小春。一緒に働いている親友、由貴子の様子が最近おかしいんだけど…。ちょっと疑いながら読んでいたとおりの結末(少女マンガならこの結末がいいかな、という)だったけど、気持ちいいかんじの成り行き。真面目でちょっとおっちょこちょいで(※終章でネタバレあります)、カンの鋭い小春は、ちょっとヒーローだけど共感もてます。
ミステリーのトリックは、どれもかなりシンプルだし、レナ先輩の造形があまりにもステレオタイプすぎて深みがないし、こんなに賢い小春や紗都美さん(聞いたあとで本を読んで初めて漢字表記を知った)がいながら、カレーパン探しの旅の要領が悪すぎて短気おこしそうになるけど、それでも登場人物が全員好きになって、ハッピーエンドを強く望んでしまっています。そう、ミステリーは人が死ななくてもいい。謎ときは生活のどこにでもあるのだ!
最後に、そうか!と思った点を2つ。
①書籍表紙のイラストは、マンガ家でもある土屋うさぎ氏ではなく別のイラストレーターの方の作だった。マンガっぽくしない、という趣旨だったのかしら。
②Audibleのナレーション、川中彩加さんの関西弁と標準語の使い分けがみごとで、とっても良かったのですが、やっぱり大阪出身なんですね。あのナチュラルなアクセントは、ほかの地方の出身者にはできない!
