フランスには30年以上前に2泊くらいしただけでその後もあまりご縁がありませんでした。フランスの映画、フランス語のほかの国の映画や本は好きなものも多いのに。
でも最近フランス語圏の方々と話すことが多くて、少しでも彼らのことを知りたいと思って、こんな本を読んでみました。
著者は日本からパリへ移り住んで20年以上も住み続けているらしい。本の中で、人々はみんな生き生きとして個性的で、身の丈に合わないものに憧れることもなく、自分のコミュニティ、自分の生活を最大限に楽しんでいるようです。確かにこの生活は、毎日の仕事に追われてプライベートがほとんどなくなっている日本の都心の人たちの生活とは違うし、パリの人たちは魅力的に見えます。誰も、自国で外国人として暮らすことはできないので、外国で外国人として暮らす自分と、自国で自国人として暮らす自分の生活を、そのまま比べることはできない部分があるかもしれないけど。
日本にいるときのこの著者のまわりには、高すぎるブランド物を身に着けた人が多めだったのかもしれない。なぜか日本に住む私の身近なところには、ブランドバッグとかを好む人はほとんどいたことがないけど、かといって、しょっちゅう料理をシェアしあったり自宅に招きあったりする友達もほとんどいない。フランスに限らず、どこの国の人からも、日本での生活はひとりぼっちで寂しいという話を聞きます。東アジア、東南アジア、ヨーロッパ、あらゆる国の人が同じことを言います。私もそう思うし、もうちょっと友達と行き来してもいいんじゃないかとも思うけど、見えない線を勝手に超えて引かれたくないので、ためらう。いちがいにいえないけど、なんとなく、この本の通りなんだろうな。と思います。
とか言いながら、昨日は長年の友人宅におおぜいで伺って、たらふくおいしいご飯をいただいてきました。こういうこと減ったけど、やりたければいつやってもいいんだよね。私の狭い部屋に、たくさん椅子を並べて、人を呼べばいい。孤独な老人にならないための友達づきあい、一度考えてみたほうがいいのかな…。
