鈴木光司「ユビキタス」1190冊目

これも「あの本読みました?」から。

「リング」「らせん」etc.の映画はいくつも見たけど、もしかして原作を読むのは初めてかも。(※これがドラマや映画化されるかどうかは不明)

番組でも、「植物が!?」って話が出てましたが、ほんとに植物の隠された力が強大な世界です。語り口はものすごく強引な箇所も多いけど、熱量はすごく伝わってくるし、これだけあらゆる種類のフィクションが出そろってる状況にあって、アイデアはとても新鮮。映像化したらかなり楽しめそうです。

…というか、この小説に限らないのですが、登場人物がたくさん出てくる作品でキャラクターをしっかり想像しつつ読み進めるのは難しい。容姿について詳細に書いていなくても性格がわかりやすいと、途中で人物像がごっちゃにならずに済むのですが、この小説でも私はちょっと混乱してしまいました。だから映像だとありがたいです。植物に由来する緑色が随所に現れるのを、実写で見てみたいな、という気持ちもあります。特に最後の最後に生まれる不思議な生き物の造形を見てみたいです。