野崎まど「小説」1229冊目

大胆不敵なタイトル。著者名がありきたりじゃないので、検索のときはまず著者名からだなぁ。

感想をいうと、すごく面白かった。最後まで一気に読ませる力があって、小説という世界の奥深さを広げて見せてくれた、という満足感も感じられて、読み終わった瞬間大きなため息をつきました。

個人的な好みをいうと、狭い人間関係のなかでオチをつけようとせず、未知の世界へ開いた形で終わっていったほうが好きかも。逆にいうと、この本はこの著者の完全に個人的な完結した「小説」の世界として成立していて、小説を愛するすべての人に、文字化するかどうかにかかわらず、このような広くて深い世界が存在するんだろうな、とも思います。(私の世界はこんなに一貫してないし、世界といえるほどのものはないな)

ここまで書ききった小説愛の深さに拍手を送りたいです。

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