これは順番を間違えたみたいだな。
乙一の著作「GOTH」は「GOTH リストカット事件」という短編集が2002年に発行されていて、これが「本格ミステリ大賞」を受賞している。今回読んだものは、その最後の「番外編 森野は記念写真を撮りに行くの巻」だけを、テキストに写真を追加したビジュアル本として2008年に発売したものらしい。私の知らない間にそんな歴史を重ねてきた乙一氏。
この本は、栗山千明ふうのセーラー服と黒いロングヘア、大きな瞳が印象的な少女のスナップ写真と、無為にたおれている女の子の顔の一部だけを撮った写真が、巻末にたくさん載っていて、猟奇殺人犯になったつもりで読むとよさそうな本です(ならないけど)。写真を撮るためだけに命まで必要かな。寝顔でいいじゃん。という気持ちがぬぐえないので共感はないけど、面白い企画なのではないかと思います。順番間違えたけど「リスカ事件」の方も読んでみます。
