2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧
このエッセイも、出てたことを最近知ったので早速買って読みました。「書くインタビュー」では書ききれない著者の日常のことや、そこはかとないユーモアが、このくらいのボリュームの文章だと自由に広がりますね。インタビューの方は精神的にあまりいい状態…
愛読している佐藤正午が、メールで若い女性ライターからの質問に答えるというか、書簡集を出しているらしいと知ったので、早速買って読みました。 文章教室みたいだ。1,2があると知らず3から読み始めてしまって、佐藤正午は若いライターに怒ってばかりのひど…
この人もうまいな。佐藤正午(今や直木賞作家)がべた褒めするくらいで。しかし、この人の面白さは、やっぱり「ありそうにないことを組み合わせる」部分で、結末にもつれ込む上で、私としては特に含めてくれなくてもいいなと思うエピソードもたくさん、たく…
もう7月なかば。そろそろ、この先の生き方を考えてみなきゃと思って、こわごわ再読。実家にあった文学全集を何冊か持ってきてるので、常にこの本は書棚の奥にありました。(昭和44年発行) あらすじはおぼえてるつもりだったけど、主人公を「先生」と呼ぶ書…
ビヨークが主演したラース・フォン・トリアーの「ダンサー・イン・ザ・ダーク」に匹敵する、アンチクライマックス。もう最近は、こういう小説を読んでも映画を見ても、ハッピーエンドなんて期待しなくなってる。多分私だけじゃなくて、たくさんの人が。 読み…