2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧
去年から帳簿をつけはじめた自営業の私。たまに人から「会社組織にしないの?」と言われる。するなら、人は雇わず一人でやるので合同会社だ。会社にした方がお得な部分と、しない方がお得な部分があるので、利益がどれくらいになったら会社にするといいのか…
素晴らしく美しい本でした。 小説家6人×画家6人の組み合わせで、グリム童話をベースにした新作の怖い童話を作り上げています。文字数も絵の数もたっぷりとってあるので、美しいだけじゃなくてストーリーも深くてすごく読み応えがあります。 村田喜代子はそも…
「春にして君を離れ」に続いて読んだ”メアリ・ウェストマコット”名義の小説。 重かったなぁ。若くて純真な女性の一途さが傷つくと、きっと誰しもこんな経緯をたどるんだろうと思う。そこから枝分かれして、人を赦せるようになったり、人をもっとよく知るよう…
最初は自閉症の人の内側の気持ちが知りたくて読んだけど、この人の文章が好きになって何冊か読んでます。反射的に人とうまくやれる人は深く考える必要がないかもしれないけど、不器用な私は、なぜうまくいかないのか考える。そんなときに、考え続ける東田さ…
前作につづいてこちらも読んでみました。 1作目は、二人の主役のバックグラウンドを読むのが楽しかったけど、2作目の前半は説明が必要以上に詳しく感じられてちょっと飛ばしたくなってしまった・・・でも、ストーリーがぐいぐい動き始めてからは引き込まれて…
知り合いが読んでいたので、初めてこの作家の小説を読んでみる。 ミステリーというより警察小説かな? 手練れだなぁ。まったく無理のない、流れの良い文章、ストーリー運び。ここまで”引っ掛かり”のない小説も珍しいくらい、面白くするする読める。しかも書…
テレビでこの人の活動を紹介してるのを見た。「プロフェッショナル」かな? 子どもといっていい年齢でホームレスということに出会って、即ボランティアを始め、その後ずっと彼らを知り、彼らのことを発信し、彼らと共存するための活動だけに邁進している女性…
自分の人生は基本的に”黒歴史”だと思ってる。好かれようとして空回りして、自分のことが嫌いになることがあった。というか、だいたいいつもそうだ。そう自覚していてもなお、思い出したくないことがいくつかある。その一つがこれだ。小さいころ父がこの「に…
<結末にふれています> どこで見たんだっけ?と確認したら、最近注目してる阿津川辰海「蒼海館の殺人」で章のタイトルに使われてた名作の一つだった。クリスティが「メアリ・ウェストマコット」名義で発表してた作品で、殺人が起こるようなミステリーではな…
「ぼくはイエローで・・」で去年この著者の本を読むまで、うっすら名前を聞いたことがあるだけで全然知りませんでした。同い年で同じころにロンドンパンクにはまったところまでは同じだけど、私の親はぎりぎり私を大学に行かせてくれて、その後の道は違って…
今回も面白かった。 思うに、①「ミステリーinミステリー」という仕掛けを楽しむための作品だということと、②アラン・コンウェイ作ミステリーにはアナグラム等の言葉遊びが大量に隠されている前提であること がポイントの小説なので、純粋にその部分を楽しむ…
面白かった。一人の男の生きざまとして読み応えがありました。テレビとかで見てると、ギラギラしていて貪欲に何かを追い求めてるようで、圧がすごいちょっと怖い人みたいに思ってました。人の話はちゃんと聞いてみるものだ。本当に師匠に心酔し、落語と講談…