2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

小松みゆき「ベトナムの風に吹かれて」824冊目

映画を見たけど、当然ながらフィクション部分も多いだろうと思うので、原作を読んでみました。高齢のお母さんを連れて行ってみて、実際はどうだったのか?ということが知りたくて。 不思議なくらい、映画の印象に近かった。お母さんが階段から落ちて腰を傷め…

阿津川辰海「名探偵は嘘をつかない」823冊目

先にこの著者の「蒼海館の殺人」を読んだら、スムーズではないけどとっても面白かったので、評判のデビュー作をさかのぼって読んでみました。 これもすごく面白かった。過去の荒唐無稽ミステリーにリスペクトをささげつつ、さらにさらに無茶に無茶を重ねた設…

クリスティー・シェン&ブライス・リャン「FIRE 最強の早期リタイア術」822冊目

この本、読もう読もうとかなり昔から思ってたけど、読まないうちに早期リタイアしてしまって、お金の算段もついてないというありさま。今さらながら読んでみました。 私が育った家は、贅沢はできないけど普段の生活に困ることはなかったので、著者が経験して…

マグナス・ミルズ「鑑識レコード倶楽部」821冊目

タイトルにぐっときて即借り。でも予想とまったく違う本だった。 予想:音楽評論家が名探偵で、スコットランド・ヤードから呼ばれると(殺人現場に落ちてたCDがどこの国の何てレコード会社から出た盤か、どこでやったライブのブートレグか、等々)駆けつけて…

「地球の歩き方BOOKS・世界197ヵ国のふしぎな聖地&パワースポット」820冊目

とにかくコンテンツの多い本。 エジプトのギザのピラミッド、アメリカのセドナ、ギリシャのパルテノン神殿、メキシコのテオティワカン、カンボジアのアンコールワット、バチカン、スペインのサグラダ・ファミリア、ブータンのタクツァン僧院、イギリスのスト…

さかなクン「さかなクンの一魚一会」819冊目

いい本だった。好きなこと以外は苦手で、勉強にもなかなか身が入らなくてもいいのだ。好きこそものの上手なれ。のびのびと育った明るくて優しいさかなクンを見ていると、この本が育児の参考書にもなるんじゃないかって気がしてきます。(すみません、子育て…

「地球の歩き方BOOKS・地球の果ての歩き方」818冊目

これはまた、旅したい心をくすぐる、各大陸の端っこをぐるりと回る本。大陸の端っこだけじゃなくて、エクストリームな気候(酷暑や厳寒、突風や極度乾燥)の土地や最高峰や地底まで。年をとってから都会より地の果てを目指すようになった自分には、眺めてい…

岸政彦「はじめての沖縄」817冊目

このタイトルで、旅行ガイドだと思って読む人がいるんだろうな(笑)。本屋の店頭なら、売り場でわかるだろうけど、私みたいに図書館で借りる人は、タイトルくらいしか情報がないから。間違って読む人を意図したタイトルなのかな? 感想をいうと、私自身の中…

角幡唯介「空白の五マイル」816冊目

同じタイトルでこれがミステリーだったら、苦労を重ねて命を危険にさらしながら「空白の五マイル」の全エリアを最初に踏破した冒険者が、最後に桃源郷のような光景を目の当たりにするような絶頂感を味わって終わるのでしょう。最近気軽にミステリーも何冊か…

永井玲衣「水中の哲学者たち」815冊目

哲学って「いかに生きるべきか」を難しい顔で死ぬまで考え続ける学問?(違ってる気もする) この本の中で、小学生が「人はなんで死ぬか」といったテーマを好んで選ぶと書かれてるけど、私も小さいころずいぶん考えて、「人生はつぶすためのヒマである」って…

「地球の歩き方 世界遺産~絶景でめぐる自然遺産完全版~」814冊目

読んで感想を言う本じゃないことはわかってますが。ぱらぱら全ページを眺めてるのが楽しかった~。心も視界もぱーっと広がる気がしますね。 行った世界遺産が少し、行きたい世界遺産たくさん、絶対いけない世界遺産(立入禁止)もいくつか。いつか行けそうな…

阿津川辰海「蒼海館の殺人」813冊目

予想外に面白かった。最近、できのいいミステリーを読んでも、トリックの矛盾のなさ(なさです、なさ)ばかりが気になってしまうことが多くて、素直に楽しく読めてなかった気がする。文章はどこか堅くてちょっと読みにくい。動機は謎だけど、犯人像はよく描…

「地球の歩き方 世界のすごい島300」812冊目

読んで感想を書くような本ではないけど。コロナ禍のいま、かなり旅したい気持ちを満足させてくれました。都市なら空港からの交通の便も良くて行きやすいけど、どこの国も離島はアクセスが悪い。なかなか行けない場所ほど、行きたくなるし、写真や情報を見る…

ダグラス・アダムス「銀河ヒッチハイク・ガイド」811冊目

タイトルが最高だと思って借りました。著者はモンティ・パイソンのジョン・クリースの元で仕事をしてたことがあるとのこと。知的でドタバタで、とてつもなくバカバカしい…というモンティ・パイソンのセンスが確かに感じられる気もします。 全体的には、私に…