本)SF

ロバート・A・ハインライン「時の門」717冊目

先日読んだ筒井康隆「ジャックポット」が、この短編集の中の「大当たりの年(The Year of the Jackpot)」からタイトルを取ったと書いてて、気になったので乗っかってみました。 「大当たりの年」では、<以下ネタバレ>大当たりというより、いきなりバス停で…

ケン・リュウ「宇宙の春」701冊目

彼自身の短編集、日本版4冊目。ハヤカワのちょい縦長のこの本を読んでるとちょっとワクワクする。 「宇宙の春」 今回も情緒豊かな、SFって感じのしない短編もあります。「マクスウェルの悪魔」は米軍から親の故郷である沖縄へ送られた、日系人女性のお話とか…

萩尾望都「半神」689冊目

また萩尾望都の単行本を買ってしまった。この短編集は、どうも過去にまるごと読んだ記憶がある。それにしても面白いし美しい。少女まんがにしかない「夢」がある。うっとりした感じ。「去年マリエンバートで」みたいな、ゆったりとして夢見るようなトーン。…

萩尾望都「バルバラ異界」683~685冊目

<ネタバレあり> 図書館で4か月順番を待ったけど、まったく順番が進まないのでとうとう買いました。複雑かつ広がりのある、SFでありながら少女まんがの美とロマンを備えた名作でした。 去年マリエンバートで はもちろんのこと、惑星ソラリスと、ミッドサマ…

伊藤計劃「虐殺器官」680冊目

2007年に書かれた著者の初長編小説で、日本の2000年代を代表すると言われている作品。遅ればせながらテッド・チャンやケン・リュウを読み始めた日本人としては、押さえておくべき作品。 アメリカ軍に所属する暗殺者である「ぼく」が語る形になっているSFであ…

劉慈欣「三体2 黒暗森林(上・下)」658-9冊目

あー面白かった。 「三体1」を読んだのは2年半ほど前なので、相当内容を忘れてました。それ以上に、共通の登場人物が意外に少ない、というか、中心人物がほとんど入れ替わっているのが(私なにも覚えてないや、このまま読み進めて大丈夫かな)という不安材…

萩尾望都「ポーの一族1~3」633~635冊目

「100分de萩尾望都」を見て図書館に予約を入れたんだけど、数十人の列ができていたのですぐに借りられるTSUTAYAで借りました。1冊110円。 大長編ではなく、数回の連載と何度も繰り返してるんですね。エドガーとメリーベルとポーツネル夫妻の”家族”、アランと…

ケン・リュウ編「月の光 現代中国SFアンソロジー」631冊目

待ちに待ったアンソロジー第2巻、やっと図書館の予約の順番が回ってきました。 小型だけど510ページもあるし、歴史ものやとてつもなく非現実的な宇宙ものもあるので、なかなか読み進みません。だから、予約の順番が近くなってもなかなか回ってこなかったんだ…

劉慈欣「三体」531冊目

すごく面白かった。けっこうボリュームがあるけど、一気に読んでしまった。 エンターテイメントとして読み応えもあるし、イジワルな目で突っ込むつもりで読み込んでみても、科学的な破綻でしらけることもなかった。(斬鉄剣かよ?というナノテクのくだりは、…