2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

佐藤正午「ジャンプ」188

2000年の作品。デビュー作「永遠の1/2」以来のベストセラーで、2004年には映画化もされたらしい。気づかなかったんだろうか、私。 ストーリーは、(サワリだけでもそそる)出張前日に彼女のアパートに泊まることにした男のために、彼女が朝ごはんのリンゴを…

佐藤正午「Side B」187

若いころ、好きな作家を聞かれると村田喜代子と佐藤正午と答えてました。幡ヶ谷に住んでた頃かな。 その後x十年たちましたが、二人ともずっとゆっくりとしたペースで小説を書き続けていて、ときどきベストセラーになったり、「文章の書き方」の本を出したり…

中村伊知哉「『通信と放送の融合』のこれから」186

Q:この人は何なんだろう? A:京大出の元官僚で、その後MITや慶応の教授になった人。ただし「少年ナイフ」というパンクバンドのディレクターをやっていたことがある。 世間的にはこの「ただし」以下の意味がわかる人の割合は少ないのかも。”ポップカルチャー”…

立花隆・佐藤優「ぼくらの頭脳の鍛え方」185

“俺らお前たちなんかより頭いいんだよ、無理だと思うけど真似できるもんならやってみな”と、私はこのタイトルを理解しました。でも買ってみた。面白かった!ブックリストかと思ったら“俺なんかこんな面白い本読んじゃってんだぜ”“俺なんかもっともっと凄い本…

八代英輝「コンテンツビジネスによく効く著作権のツボ」184

最近ちょっとこういう世界から遠ざかってるなーと思って、できるだけ新しい著作権の本を図書館で探してこの本を見つけました。2006年発行だけど、著作権法は変化が早いから、事例はすでに懐かしく感じます。 表紙を見るとかなり初心者向けっぽいけど、中身は…

山本七平「日本人の人生観」183

大学院の先生が、これ読みなさいとくださった本。S先生、ありがとうございます。 この本の第一刷は1978年。2005年の時点で第34刷を数えるベストセラーです。著者は1921年生まれの著述家で、1978年は著者にとって第二次大戦終戦が人生のちょうど真ん中、つま…