2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

山口貴大「年収300万円FIRE」995冊目

似たようなタイトルの本、たくさんあるなー。もっと、一人暮らし女性向けとか、生活が困窮している人向けに書いたものがあってもいいと思うけど、読む余裕もないから書かれないんだろうか。 要は「若いうちはできるだけ稼げ、どんなに稼ぎが増えても生活レベ…

津村記久子「水車小屋のネネ」994冊目

いい本だな。好きだな。 ここ数年、けっこう本を読んでるつもりだけど、この人の本は初めて読んだ。原作が映画になった「君は永遠にそいつらより若い」は地味に好きだったけど、その世界とこの本の世界は地続きなかんじがする。 たくさんの傷ついた少年少女…

千早茜「しろがねの葉」993冊目

いいお話だった。 家族を亡くした一人の幼い少女が、銀堀りの男に拾われて、誰よりもたくましく生き抜いていく一代記。読後感が切ないのは、彼女は才覚に恵まれていたのに、”女だてら”の英雄にはならず、静かに生きて消えていく者たちをただ見続けて送り続け…

伊坂幸太郎「マイクロスパイ・アンサンブル」992冊目

伊坂幸太郎読むの久しぶり。基本おもしろいはずなのでかなり期待して読んだけど、これはちょっと特殊な、猪苗代湖でのイベントのために書かれたもので、小説として全体の緻密な構成とか完成度を目指して書かれたものではなかった。 でも著者がTheピーズとTom…

村田沙也加「となりの脳世界」991冊目

面白い・・・しみじみ面白い。やっぱり面白い。 学校の先生は厳しい規律を強いておきながら「自由な発想をしなさい」「独自の考えを言ってください」という。もともと発想や考えが自由で独自な人は、規律に自分を合わせるのが難しい。両立させがたいものだと…

木下洋一「入管ブラックボックス」990冊目

渋谷区の図書館の入荷を待ってすぐに予約を入れたけど、なかなか順番が回ってきません。一方たまたま立ち寄った新宿区の図書館で、「新着図書」コーナーに誰の予約も入っていないこの本があったので、すぐに借りてきました。あとで調べてみたら、渋谷区の所…

高野秀行「幻獣ムベンベを追え」989冊目

とうとう高野さんの原点にたどり着きました。早稲田大学在学中に行ったコンゴの怪獣探索の旅。 これもいちいち何もかも面白い・・・けど、目的にやはり共感できず、「納豆」ほど熱中して読めなかったな。(※納豆に熱中するほうがマトモだと言うつもりはない…

温又柔「私のものではない国で」988冊目

リービ英雄のデビュー作も読んだ記憶があるし、最近では李琴峰にはまった。どんな文学者が書いた日本語の作品も、自分とは違う言語センスを楽しめるけど、母語じゃない人たちの、私が使っている日本語からの逸脱はもっと大きくて、意外で、美しく感じられる。…