伊坂幸太郎「マイクロスパイ・アンサンブル」992冊目

伊坂幸太郎読むの久しぶり。基本おもしろいはずなのでかなり期待して読んだけど、これはちょっと特殊な、猪苗代湖でのイベントのために書かれたもので、小説として全体の緻密な構成とか完成度を目指して書かれたものではなかった。

でも著者がTheピーズTomovskyのファンだということがわかったのはちょっと収穫。私が聞いてたのはカラーゲ食いたかったとか言ってた大昔だけど、どうもトーンは何も変わってないようだ(笑)小学生男子みたいな歌詞と、タイトでスカッとするサウンドが小気味よくてけっこう好きだった。ピーズが大好きな人に悪い人はいないだろう。少し著者に親近感が増しました。