2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

新藤兼人「ひとり歩きの朝」本の271冊目

人間たちの生きざまを立体的に構築するのに長けた名監督の、ひとり語り。3ページずつのごく短いエッセイ集での新藤監督の“身の置きどころ”が映画のようにはつかめなくて、ちょっともどかしい本でした。映画「三文役者」にちょこちょこ監督自身が出演している…

新藤兼人「三文役者の死 ― 正伝殿山泰司」本の270冊目

1991年発行。 追悼・新藤兼人、ということでこの大監督の著書を何冊か買ってみました。 古本が1円とか100円とかで買えるところが哀しい。死亡記事を見た人に映画は見返してもらえても、著書まで思いだしてもらえないのが、映画監督って商売なのかも。 さてこ…