2023-12-01から1ヶ月間の記事一覧
坂本龍一のことを私はたぶん、自分とかより”進化した人類”、目指すべきもの、と思っていて、どうやっても近づきようのない高みにいる存在だった。バッハとかモーツァルトみたいな。こんなに早く、ろうそくを吹き消すみたいにいなくなってしまって、ぽかんと…
見た目もタイトルも、おそろしく地味。ためにはなるけど堅くてあまり面白くない本・・・に見えます。最初のほうは私もそう思って読んでいました。私は言語にふだんから興味のある方だから、オノマトペだけでぐいぐい読めるけど・・・って。 書きぶりも、面白…
NHK、それも大河とか朝ドラじゃなくて、「ドキュメント72時間」とか「100分de名著」とか語りだす人、たまにいます。「ピタゴラスイッチ」と「みんなのうた」が好きな人とか・・・料理と体操が好きな人とか・・・ この著者もきっとそういう人なんだろう。だっ…
あー面白かった。著者のTwitterで、この本がAmazonプライム会員なら「読み放題」(つまり追加料金なし)で読めることを知ってすぐにKindleにダウンロードし、あっという間に読み切ってしまいました。 この人の本は、やくざの世界をやたらと残虐に、あるいは…
なんて退屈な、特徴のない、木で鼻をくくったような文章なんでしょう。・・・というのが正直な読み心地です。「えらいてんちょう」の本は何冊も面白く読んだのに、あの率直でエモーショナルな語り口はどこにもない・・・なぜなら、これは彼が自分で書いたん…
どこかで推薦されてるのを見て、読んでみました。新しい動機とトリック、巨大などんでん返し。 こういう、さっきまで仲間だった人が次々に死んでいくミステリーって、いくつになっても慣れない部分がある。純粋にパズルとして解ければいいのになぁ。あるいは…
やっと読み終わった。この本も面白かった~。サクサク楽しく読めるけど、ページ数でいうと470ページもあるのだ。読後はまるで自分も「ディシュダーシャ(長衣)」と「チャーヒーエ(頭巾)」、「イガール(黒い輪)」を着用してタラーデ(手作りの木の舟)を…
装丁がまず綺麗。蛾は苦手だけど、この本の中の世界の不思議な美しさを象徴していますね。 カズオ・イシグロが激賞しているという、新進気鋭のスペイン語文学の作家は、アルゼンチンの女性らしい。文学界のロック・スターだ、ホラー・プリンセスだ、とも書か…