うかうか「それゆけ犬HK」1013冊目

NHK、それも大河とか朝ドラじゃなくて、「ドキュメント72時間」とか「100分de名著」とか語りだす人、たまにいます。「ピタゴラスイッチ」と「みんなのうた」が好きな人とか・・・料理と体操が好きな人とか・・・

この著者もきっとそういう人なんだろう。だって、どの番組も細部までよーく知り抜いてるから。それに、愛があふれてるから。ぜんぜん魚を調理できない「こいぬ山イヌ代」先生とか・・・こいつはチワワか何かか。小さすぎるだろ。この「愛」はNHKに対するものか、それとも犬に対するものか。

ふだんはこの著者、こいつみたいな小さい犬のマンガを描いてるのね。犬好きな人って柴犬とか好きな人が多いと思ってたけど、この人は小さい犬や、大きくてものんびりした犬が好きなのかな。犬型人間=統制を好む、軍隊型、スパルタ、とか連想してしまうけど、いろんな人がいるのだ。当たり前か、猫でも長毛種好きとか三毛好きとかいろいろだもんな・・・。

「世界へも歩き」の「へも(猫?)」は猫よりカマドウマに似てて、猫派の私も可愛いと思えなかったんだけど、あれは何だったんだろう。

でも一番受けたのは、朝ドラ「ちくわん」の途中に入ってくるニュース速報。まっさきに速報を出して、どんな番組よりもニュースを優先するのがNHK。朝ドラは毎日やってるから、速報が入り込むことも多い。とうとうメジャーな番組が出た!と思ったら、ニュース速報で終わってしまった。速報までよく見てないと、このマンガは描けないわ・・・。

面白かったです。この本を私に回してくれた人に感謝。