2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧
2016年に執筆が再開し、現在も掲載中らしい。すでに出版されている単行本は再開後のシリーズ1が「春の夢」、2が「ユニコーン」そして3「秘密の花園」はまだ未完。いずれもエドガーとアランの物語です。ブランクを感じさせない、みずみずしい(やけにろう…
「100分de萩尾望都」を見て図書館に予約を入れたんだけど、数十人の列ができていたのですぐに借りられるTSUTAYAで借りました。1冊110円。 大長編ではなく、数回の連載と何度も繰り返してるんですね。エドガーとメリーベルとポーツネル夫妻の”家族”、アランと…
たしかNHKの「欲望の資本主義」に著者が出て、すぐさま予約を入れたんだと思う。社会に関する本の最近の流行はまるで社会主義みたいな「シェア」かと思っていたら、この本は「脱・私有財産」を掲げつつ、ラディカル・マーケットでは何でもオークションで価格…
待ちに待ったアンソロジー第2巻、やっと図書館の予約の順番が回ってきました。 小型だけど510ページもあるし、歴史ものやとてつもなく非現実的な宇宙ものもあるので、なかなか読み進みません。だから、予約の順番が近くなってもなかなか回ってこなかったんだ…
早川書房が創立70周年を記念して、過去の「SFマガジン」と「ミステリマガジン」に掲載された、古今東西の偉大なるまんが家の短編と、このために書き下ろしたものをまとめた作品集。手塚治虫に松本零士に石森章太郎に萩尾望都、吾妻ひでおにとりみき…もう、す…
先に萩尾望都のまんがを読んで、こっちも読んでみることにしました。森博嗣がノベライズ?したもの。 読み始めてみたら、けっこう小説と違う。トーマのほんとうの死因はなかなか明かされない。ユーリとエーリクが出会うのは墓地ではなくて公園。出かけた先で…
佐藤正午の本は全部読んでるし持ってる上に、ときどき読み返す。そんな作家はこの人しかいないのだ。なるべく全部読む作家は他にもいるけど、借りるか、買ってもすぐ売るので手元に残らない。というわけで佐藤正午の本はいつでも読み返せる。 1章毎に1人の…
あー面白かった!本当に面白かった。納豆という、どんなにお金がなくてもこれさえ食べていれば相当生き延びられるほど、安くて滋養豊富な食品(世界中どこでもきわめて安価で、材料や完成品が取引されてることもわかった)をネタに、著者はとうとう世界制覇…
これはエッセイ集。さまざまな雑誌に1980年代から2000年代までに掲載された雑多な、主にマンガや映画の感想をまとめたもの。特に映画に関しては私が見たことがあるもの、最近見たばかりのものも多いので、うんうんなるほどと楽しく読みました。映画の感想を…
これはすばらしく美しいカラーのイラストと詩文をまとめた本。 文章も美しいし形も美しいけど色使いもすごい。まったく定型的じゃなくて。 テーマの中にはちょっと残酷なものもある。彼女の作品の中で死は友達みたいだ。恐れるべきものではなく、美しさや純…
少年期のたかだか1年くらいの間だけ愛した少年の、当人がまったく気づいていない事情のために、自分を投げ出すというのは、高僧が通りすがりの飢えた虎にやすやすと自分の身体を投げ与えるのと同じくらい、簡単すぎる。そこまでの”至高の愛”をど真ん中に据え…
これはSF色のうすい、抒情的なジュブナイル作品集でした。この人はほんとに絵がうまいなぁ。登場人物がなんというか上品で美しくて、それだけで好感をもってしまって、キャラクターに惹きつけられてしまう。乱暴者でも、わがままでも。 物語は人間の根源的な…
続いて読んだのがこれ。映画を見たつもりだったけど見てませんでした。漫画は漫画家の理想をそのまま 絵にできるので、現実離れした他人の空似や、キャラクターを完璧に画像化することもできるけど、映画には役者自身や役者どうし、その場のマジックがあるか…
Eテレの「100分de名著」恒例の年末年始特番で「100分de萩尾望都」という番組をやっててたのを見て、読みたくなって借りてきました。 私も小さい頃から、日本の少女として正しく少女マンガを読みふけったものでしたが、萩尾望都作品は(む、むずかしい…わから…
この手の本を読み始めて初めて、福岡など地方に新進企業のための株の市場があることを知ったりしています。経営の学校に通ったのはもう15年前…それ以来すっかり縁遠くなっていました。 上場について書いた本で読者として想定してるのは小企業というより中規…
新年早々ずいぶん堅い本ですが。このあとしばらく、これ系が続きます。 小さい会社がいつか上場(またはM&A)を目指すとき、バックオフィスでは何をしておかなければならないか?というのを調べています。この本はわかりやすく読みやすく、何度も読み返しなが…