本)全般・その他

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片岡たまき「あの頃、忌野清志郎と」1296冊目

このタイトルは「あの頃ペニー・レインと」が元ネタかな?あの映画の印象が残っているので、ノスタルジックで温かく切ない気持ちで読み始めます。こちらは、小学生の頃にまだマッシュルームカットだった清志郎に出会ってそれからずっと恋をしている(と言っ…

今井むつみ「慶應大学SFC最終講義 人生の大問題と正しく向き合うための認知心理学」1294冊目

さらっと読めました。「認知心理学」というお題目は難しそうでとっつきにくそうに見えるけど、常日頃感じていることを理論立てて話すとこうなるのね、と納得できます。 日ごろは、「どーして言ってることを言った通りに受け取らない?」といらいらすることを…

梶原阿貴「爆弾犯の娘」1293冊目

すっごく面白かったし、人間って尊い、どんな人のどんな人生も。と思いました。 「夜明けまでバス停で」は私もすごく好きな映画で、あの中で爆弾犯が出てきて、そこから結末までの流れが、とても私より若い人が書いた脚本とは思えないと感想にも書いたんだけ…

藤川大樹「ルポ特殊詐欺無法地帯 ミャンマーに潜む犯罪集団に迫る」1264冊目

ミャンマーには行ったことがないし、ミャンマー料理も納豆チャーハンくらいしか知らないけど、ミャンマー人にはたくさん会ってきた。明るくて強い目でまっすぐこちらを見て、主張を伝えることができる、物おじしない若い人たち。容貌や肌の色はいろいろだっ…

笹田久美子「鍼灸師・マッサージ師・柔道整復師になるには」1263冊目

いや、ならなくてもいいんですが。 私は腰や関節が悪くて長年ハリに通ってるのですが、自分でもちょっと勉強してみようかなと思って本をあさっています。この本を読んで、はり師・きゅう師・あんま師・柔道整復師の違いがわかったし、結局のところ3年間けっ…

堀田秀吾「科学的に証明されたすごい習慣大百科」1261冊目

話題性のあるちょっとしたハウツー本かなと思ったけど、巻末にすごい量の参考文献リストがあって、思いのほか真面目。仕事、勉強、運動と睡眠、コミュニケーション、メンタル、生活と分類されていて、全部読み通すより、「最近xxがうまくいかない…というと…

田中裕也「ガウディ・コード」1256冊目

何かの番組に著者が出演しているのを見たんじゃないかな…。サグラダ・ファミリアの「イエスの塔」がとうとう完成し、前から大賑わいだったバルセロナはさらに大注目されています。ガウディの建築って、15年ほど前にバルセロナで見て回ってすっかりすっかり好…

スティーヴン・キング「小説作法」1252冊目

「キャリー」や「スタンド・バイ・ミー」に始まり、その後何本となく原作映画を見てきて、先日初めて著作「フェアリーテール」を読んだこの巨匠スティーヴン・キングですが、その後最新作「サンキュー、チャック」を見たあと、いまさらですがこの人っていっ…

たつなみ「すこしずるいパズル4」1242冊目

多分1,2はもうやったと思うので、もしかしたら3を飛ばしてるかもしれないけど、4を見つけたのでさっそくやってみました。Xもフォローしてて新しい問題が出ると都度といてるので、たつなみ式にはだいぶ慣れてきたと思うけど、ヒントを見ても解けないのが…

半藤一利「B面昭和史(新版)」1207冊目

昭和といっても1926年(昭和元年)から1945年(昭和20年)までなのでこの本は戦争の庶民史です。最初はすごく面白いんだけど、すごく楽観的な著者が書いても、社会が狂っていく不穏さや、終わりに向かって突き進む恐ろしさで、最後まで読み通すのに勇気が必…

安克昌「心の傷を癒すということ」1203冊目

この本のことは、少し前の「100分de名著」で見て知っていたけど、ちょっと怖くて読んでいませんでした。この番組の再放送まで全部見たのに。見ながら毎回泣いてたのに。怖くてというのは、私には震災による被害やトラウマは何一つないけど、思い出したくない…

池内紀 編「ちいさな桃源郷 山の雑誌アルプ傑作選」1202冊目

素敵な本でした! 昭和30年代から50年代にかけて(西暦1958~1983年)発行されていた、山の情報や写真の一切ない、山や自然に関するエッセイを掲載した文芸誌があって、その中から選んだ珠玉の(古い表現だけどほんとにそんな感じ)作品を集めたのが、これ。…

ブレイディみかこ「転がる珠玉のように」1192冊目

「gem」を「珠玉」と訳して付けられたこのタイトル。gemは「hidden gem」という語をよく見たので、宝石ではなくまぁ“貴石”ていどの石で目立たないやつ、という意味かなと思っています。職場のジェムは、ぜんぜん出世しないけど丁寧でいい仕事をするやつ、表…

カレー沢薫「寝そべり錬金術」1191冊目

「ひとりでしにたい」でまさかのNHKドラマ原作者となったカレー沢先生。「クレムリン」の第一回で衝撃を受けて以来、ずっと、思い出しては読み続けています。いろんな小説を読んだ後で読み始めると、若干、文章がめんどくさいというか、いちいち小おもしろい…

千葉雅也「センスの哲学」1189冊目

若いころは、雑誌に載っていない自分なりの服選びや、友だちの知らないミュージシャンを激しく推してることとかに確信を持ってたけど、それから何十年もたって、今は洋服は”無難で手ごろなもの”を選び、映画は片っ端からなんでも見る、本も最近はベストセラ…

吉村葉子「お金がなくても平気なフランス人 お金があっても不安な日本人」1180冊目

フランスには30年以上前に2泊くらいしただけでその後もあまりご縁がありませんでした。フランスの映画、フランス語のほかの国の映画や本は好きなものも多いのに。 でも最近フランス語圏の方々と話すことが多くて、少しでも彼らのことを知りたいと思って、こ…

浜田岳文「美食の教養」1176冊目

テレビでこの人のドキュメンタリー番組を見て、ここまで美食に人生をささげてるのってどういう人なんだろう、私も生きてる間に一回くらいミシュランの星がたくさんついたレストランというやつに行ってみたいけど、豚に真珠みたいなものなんだろうか、など色…

近藤一博「疲労とはなにか すべてはウイルスが知っていた」1160本目

コロナウイルス感染症の後遺症である疲労にも通じる、疲労”感”の出現やうつ病、その原因物質や、ウイルスとの関連性などについて、この狭い領域の研究を詳細に科学的に書いた本です。 詳細かつ科学的なので、私が読んでもなんとなくわかった気になるだけで、…

サラ・ベイダー「ペットを愛した人たちがペットロスについて語ったこと」1158冊目

書店内をぷらぷら歩いてたら、たまたま目についた本。先々月わたしも猫をなくしたところなのでタイムリー。本に呼ばれたのかな? この本は、作家や音楽家などの人たちが、一緒に暮らす犬や猫たちへの愛を語り、それらを失ったときの気持ちをつづった文章を、…

鈴木結生「ゲーテはすべてを言った」1124冊目

面白かった。読む前に著者インタビューを見てたので若者が書いたと知ってたけど、知らなかったら中年のドイツ文学研究家が書いたと思ったかも。でも知って読んだおかげで、わざとアカデミックで老成した雰囲気を演出してるという認識で、コスプレ的な楽しみ…

川﨑大助「フィッシュマンズ 彼と魚のブルーズ」1103冊目

「映画フィッシュマンズ」、「THE LONG SEASON REVIEW」と見てSpotifyでずっとフィッシュマンズをかけていたらすっかりはまってしまった。佐藤伸治とフィッシュマンズの人々がどう生きていたのか知りたくて本を読みました。 まず気づいたのはこの著者のこと…

小田川綾音「ルーベンです。私はどこで生きればよいのでしょうか?」1102冊目

アルメニア人の迫害の話は、ネットニュースかなにかで見たことがあったけど、それがどれほどのものか、明確な認識はありませんでした。いじめる人がいる、ということだけではなくて、本来の給与が一部、あるいはまったく与えられないとか、暴力をふるわれる…

國分巧一郎「暇と退屈の倫理学」1087冊目

難しい…というより、年をとった今は、物事を必要以上に細かく分けて分析することに終始して、本質に近づいていかないように感じてしまう。この本に書かれていることは、太古の昔から人間だれでも感じながら年を重ねていく真理のうち、感覚的な部分を除いたも…

ジェイミー・フィオーレ・ヒギンズ「ゴールドマン・サックスに洗脳された私」1076冊目

アメリカの金融業界ってのはどういう場所なんだろう?私もアメリカのIT業界のはしくれだったことはあって、日本とは違うことがたくさんあることは知らないわけじゃないけど、『アメリカの金融業界の人』あるいは『ゴールドマン・サックスの人』が彼らと私た…

カレー沢薫「ひきこもり処世術」1061冊目

この人のマンガは「クレムリン」の第一回が雑誌に載ったのを見て衝撃を受けて以来、ずっとちょいちょい読んでる。マンガも面白いけど文章も面白い。この本についてだけいうと、連載なので毎回最初のほうに、自分が長年のひきこもりであることや、その当時の…

ヴィクトリア・べラム「雄鶏の家:ウクライナのある家族の回想録」1093冊目

これは紙の書籍で。2024年8月に発売されたばかりの新刊です。 ウクライナから来た女性に日本語を教えたこともあって、彼女から聞いたウクライナ関係の本を読んだこともあったけど、この本はおねだんが3600円、300ページ以上あるし、争いの歴史について書かれ…

星野博美「みんな彗星を見ていた」1070冊目

どういう本かわからなかったので、最初に「あとがき」を読んでしまったら、日本での宣教師の殉教について書いていることがわかって、最後まで読めるかどうか、かなり不安になりました。それでも最後まで興味深く読み進めらたのは、語り口がニュートラルなこ…

出井康博「移民クライシス」1052冊目

”偽装留学生”や技能実習生が日本でさいなまれている問題について、まずこの本を読んでおけと言われて読んでみました。ほんとに、複数の問題をそれぞれ周到に取材して掘り下げた、読み応えのある本でした。ボリュームの割に中身が詰まっています。 日本語教師…

村田喜代子・木下晋「存在を抱く」1046冊目

なかなか異色の対談書でした。村田喜代子は佐藤正午と並んで、この30年以上愛読している「文章の達人」。達人となるためには推敲に推敲を重ねる必要がありますが、この本は「文字起こし」そのものか?と思われるほど、言いよどみ、一ダイアログのなかの矛盾…

ブレイディみかこ「オンガクハ セイジデアル」1038冊目

この人の本は、新刊を見つけるたびに読んでます。モリッシーについて書いた本を読んだときは、彼の政治や社会に対する姿勢を自分はなんにも知らなかったことを思い知りました。この本にも何度か彼は出てくるんだけど、こうやって横断的に書かれたものを読み…